月が私を照らさないように今を
増えていく傷跡の河に流れてく
水面に光っては消えていくのに
癒えることのない輝きは星屑
いつかきっと動けなくなるって
二度とどこにも行けなくなるって
分かってるよもう分かってるけれど
紡いでしまいたくなるのを止められない
過ちを何度も犯して笑われ続けよう
足跡を無造作に消され続けよう
どこから来たかわからなくなったら
誰にも聞こえない歌で灯火を誘うよ
小さな炎が焦げる臭い
知らないのに知ってるんだ
闇が私を沈めないように明日を
冷えていく傷跡の河に溺れてく
浅瀬で濁っては絶えていくのに
気付くことのない瞬きは虹色
いつかもっと老いてしまうって
一つたりとも見えなくなるって
分かってるよもう分かってるけれど
重ねてしまいたくなるのを止められない
正しさを何度も叫んで嗤われ続けよう
行き先を目隠しで失くし続けよう
どこまで行くかわからなくなったら
どこにも届かない歌で漁火を揺らすよ
小さな火花が爆ぜる香り
見えないのに感じるんだ
整えた何もかもが意味をなくして
崩れ去ってしまういつも何度でも
転がって割れた落書きの記憶だけ
やり直すには夜が明けてしまいそうだ
託すことはない告げることもない
だのにそれは知らない誰かが持っている
そっくりそのままの温かさ指先で
選べない言い訳を許してくれないみたい
涙で霞んだ視界の向こうには
水面で揺れる知らない月
空が私を眠らないように夢で
凪いでいく傷跡の河に諭される
西日で陰っては朽ちていくのに
遂げることのない思い出は待ち人
いつかはって願うだけだって
叶うことなく落としてしまうって
分かってるよもう分かってるけれど
掴んでしまいたくなるの止められない
眩しさを何度も目指して疎まれ続けよう
コンパスを壊されて迷い続けよう
どこへも行けず忘れてしまったら
いつしかそよいでる歌と眼差しで照らすよ
はみ出た願いが溢れる音に
拍手だけ聞こえたんだ
その傷跡の数だけ
涙の川の数だけ
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