()内は読み仮名


屈折した夕空 レンズ越しに仰いだ
今日も空が綺麗と笑ってみせた
空想の中で飛んだ
妄想の中 叫んだ
情想がただ降り積もっては泣いてた

平凡な人生＝幸せな人生？
悪い子になりたいわけじゃない
静かな部屋の中
本当の自由なんて
どこにあるんだろうって考えてた

漠然としたジレンマ 見ないフリをして
何となくフタをしたまま

飾らない自分で
裸足で飛び出して
どこまでも走って溶けてしまいたい
衝動のまま歌って
情動のままに泣いた
そんな明日(あす)を夢見て手を伸ばした


みんなが好きな顔≠自分の本当の顔
別に嘘をついてるわけじゃない
周りをよく見てる
他人(ひと)をよく見ている
窮屈に感じるのはどうしてだろう

定められた筋書き なぞり続けて
辿り着いて おしまいなの？

自分だけの言葉で
自分だけの意思で
綴られてくストーリー解き明かしてみたい
思うほど遠のいて
願うほど閉ざされて
求めてたはずの未来が見えない


鬱屈していくほどに
鬱陶しくなるほどに
今日もあの高い空は綺麗なまま
窓を開け放って 体裁を振り払って
今 本当の自由になる

飾らない自分で
裸足で飛び出して
もう何にも囚われない
さぁ 何処へ行こうか
レンズ外した空は鮮やかに色付いた
明日(あす)を掴むため 今 手を伸ばした