1.桜ノRevolution
咲かぬなら咲かせてみせましょ
世にも鮮やかな恋の華を
沈んだココロを持ち上げて
いつか恋は愛に巡る巡る
一人窓の向こうから
街を眺めてた頃は
薄紅色の風も知らず
されど焦がした想いは
やがてコトノハを探し
ツボミは世界を求め始める
傷つく事もあるでしょう
泣きたい事もきっとあるでしょう
それでも前を向く君を
誰も笑う事などできないの
咲かぬなら咲かせてみせましょ
世にも鮮やかな恋の華を
沈んだココロを持ち上げて
いつか恋は愛に巡る巡る
ひらり高鳴る鼓動を
胸に押さえ込みながら
静かに扉を開いた
されど焦がした想いの
行方に震えるばかりで
ツボミは世界に戸惑うばかり
枯れ木に灰をかけてみても
何も起こりはしないから
例え遠回りだとしても
心に決して嘘はつかないで
咲かぬなら咲くまで待ちましょ
世にも鮮やかな恋の華を
ココロの種に水を撒いて
君の恋を静かに育てておいて
咲かして散らす恋もあれば
咲かずに散りゆく恋もあるの
芽吹く前から諦めて
オトナの日々を過ごすつもりなの?
咲かぬなら咲かせてみせましょ
世にも鮮やかな恋の華を
薄紅色を知った君が
色づき染まる瞬間が見たいの
咲かぬとも咲いてやりましょう
世にも鮮やかな恋の華を
想いの桜が開く時
君の恋は愛に巡る巡る
==================
2&8.1/6 -out of the gravity-
いつか重力のクサリを断ち切り
君を連れてサテライト
君を探してあの街へ
さ迷い歩いた夜の道
受話器越しに聞こえた声が
何故かとても気になったの
見つけた君は赤いヒトミ
何事もないフリはナシにして
黒い沼に沈む君を放っておくわけにはいかない
いつか重力のクサリを解き放ち
宇宙(そら)へ飛ぶサテライト
そこに行けば体の重さも
1/6
君が抱えてる悲しみが
少しでも軽くなればそれでいい
いつかそこに君を連れて行くよ
重力の外へ
宇宙旅行は無理ですが
物理的に高い所へ
色々考えてみた結果
目指すは港の赤い塔
走ってきたフリして
胸の鼓動の速さを隠してみたの
今日は君の手を救い上げる権利をもらうよ
軌道エレベータのように
雲を抜けて昇るよサテライト
300メートル昇れば少しは軽くなるかもね
つまり子供ダマシだけれど
意味が少しでも伝わればいい
地上よりも上に連れて行きたいの
重力の外へ
見え隠れしてる気持ちは
多分バレているんだろうけれど
今はそれ以上 君を救いたいエゴイズム
太陽の力を借りて
白く輝いているお月様
同じように頼ってくれませんか?
いつか重力のクサリを断ち切り
君を連れてサテライト
辛いコトや悲しいコトも全部
1/6
宇宙船はまだ先だけれど
そこに辿り着けるまでの間
僕の左手を握っててくれますか?
いつか重力の外へ連れて行くよ
out of the gravity
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3.インターステラ
遠くで同じ月を見ている
君に今 送るよ この言葉を
暗すぎる夜空に紛れ
涙をうまく隠してたつもり
たゆたう雫は落ちないで
無重力の渦に消えていった
それが自分だけだと勘違いして
履き違えたエゴイズム
君が泣いてるコトを見落とした
遠くで同じ月を見ている
君の悲しみに気づけなかった
流れ星が頬を伝う頃
掌の温かさに目が覚める
真空じゃ伝わらないし
真っ暗で見えないコトもあるからね
声にならない声達を
銀のプレートに刻んだの
一寸先の闇をくぐり抜けた
向こう側に居るはずの
君がもう二度と泣かないように
エーテルを誰かが信じたように
見えない何かを今 信じるよ
8km/secで宇宙に飛ばす
消えても絶対消えないメッセージを
遠くで同じ月を見ている
君に今 贈るよ この言葉を
たくさんの星が輝く宇宙で
僕を見つけてくれて
「ありがとう」
今度こそ その手は離さないから
いつかこの場所に戻る日が来たら
その時には隣に君が居てほしい
ずっと、ずっと。
「インターステラ」
「君に出逢う」
「呪文。」
==================
4.ジュゲムシーケンサー
寿限無、寿限無 五劫の擦り切れ
海砂利水魚の水行末 雲来末 風来末
食う寝る処に住むところがどっこい!
このままこの歌が続くと思ったら大間違いですよ!
寿限無、寿限無 五劫の擦り切れ
海砂利水魚の水行末 雲来末 風来末
食う寝る処に住むところがどっこい
これより長い名前なんて知らないし
出会ったコトもないよ
もっと短くて大切な名前を知ってるよ
君を幸せにするため 組み立てましょ恋の手順
目の前の釦を押すだけで 幸福の目盛が上がってく
△と×を八回 ○と□だらけテンテコマイ
東方の嵐みたいな弾幕もたまに来るから気をつけて!
君と幸せになるため 組み立てましょ愛の手順
叩く場所をたまに間違えたら
幸福の目盛が下がっちゃう!
最後まで諦めないで 全部の釦を保持したら
心の形をした隠し釦が出てくるから迷わず押してね
両手をわざと塞ぐようにしました
君の口付けを待っています!
寿限無、寿限無 五劫の擦り切れ
海砂利水魚の水行末 雲来末 風来末
食う寝る処に住む処
やぶら小路の藪柑子パイポパイポパイポの
シューリンガンシューリンガンの
グーリンダイグーリンダイの
ポンポコピーのポンポコなんちゃって!
==================
5.ラストラスト
どうにもならないコトを
どうにかしたくて
飛び込んだメビウスの環の中
絶対座標を崩す
誰かが革命なんて言葉で
大げさにしたけれど
トランプ4枚並べたら
似たようなコトできるでしょ
捩れた世界の片隅で
それでも僕は夢を見る
指先でそれをなぞれ
「.」は「,」に変わる
これは終わりの終わり
世界を解決した気になって
トニックばっかり使って
クラインの壷の中で見たのは
逃げ場の無い昨日
後ろに少し目線そらしたら
気がつくコトもあるかもね
深呼吸しなきゃいけない
まさにイキヅマリの手前で
崩れた世界の片隅で
それでも君は夢を見る
エピローグもプロローグも
同じ言葉で終わるでしょ
これは始まりの終わり
壊れた世界の片隅で
それでも夢を見るのなら
果ての果ての果てで
絶望の裏側を見に行こう
この言葉の意味を知ってるかい
何かカン違いしてないかい
エンドでもファイナルでも
もちろんオシマイでもないよ
これは終わりの「続き」
==================
6.498 -dive into the gravity-
物語の始まりは
50億年と少し手前
底なしの叫び声も
届かない場所がスタート地点
目も開かない程の眩い闇を
切り裂くようなそれは
遠く遠い旅路の先に
いつか届く光
反射した月に助けられて
照らすは引力の足元
誰にも会いたくないと
重い扉の奥に潜り込んだ
昼と夜が重なって
君が隠されたいつかの明日
誰かが言っていた
「希望」とやらを
今は忘れたままでいい
暗く深い雲路を抜けて
やがて届く光
少しのスキマがあるのならば
それを目印にしようか
物語の始まりは
50億年と8分17秒前
渡された最後の1秒に
ほんの少しの心を乗せて
長く永い久遠の果てに
そして届く光
雲も、暗闇も、絶望さえも
全部、全部、突き抜けて
君の悲鳴が聞こえた
理由はそれだけでいいかな?
いつか引力に導かれて
放たれた「光」は間違いなく
君の元へと届く
dive into the gravity
==================
7.RUN
なんで君は泣いてるの さっきまで怒っていたのにさ
思いつく限りの罵声とお馴染みの常套句を浴びせたじゃない
遡るコト9時間前 僕と君は大喧嘩をした
互い 譲らない意地を維持したまま平行線を辿り
そして 時は早送りされ メロドラマは終わる
「頑張りました サイゴのサイゴまで 持てる限りの力 振り絞り」
それなのに どうして僕はまだ
ここに居るんだろう あんなに動けてたのに
なんか急に態度が軟化 周りも急に優しくなった
やたら たくさん人が来てくれたり 昔の話をしてくれたり
少し記憶が戻ってきた 僕は病院のベッドの上
あの日お店を出た後に 強い衝撃が体を走り
そして 時がスローモーション 赤い車輪が見えた
「よく出来ました 最初の最初から 全ての愛と心 詰め込んで」
それなのに どうして僕はまだ
喋れないんだろう 言葉溢れてくるのに
ここで少し時を戻し 隠れてる所を見てみよう
遡るコト8時間5分前に緊急オペが始まった
機械じかけの神様のお陰で大団円を迎え
…るようなコトはなくて心電図は平行線を辿った
そして 時は今 立ち止まる 僕の歩みと共に
「頑張りました 最期の最期まで 持てる限りの力 振り絞り」
そんなコト心から言えるの?
「後悔なんてない」と言えますか?
突然終わる命 気付かずに 現在形は変わる 過去分詞に
それまではせめて伝えてよ ベタでもいいからベターなその声を
ベッドで眠る僕を見つめる君 それを上から眺めてるのは僕
わだかまり 涙で流したら 口づけしましょう いつもの仲直り
さあ。
注)この物語はフィクションですが、
ノンフィクションになる可能性があります。
実在の人達とは後悔少なめの毎日をね。
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