みんな嫌いだ、小さくつぶやいたコトバ。




暗い路地を一人で歩く、誰もイナイ、何もキコエナイ。
そんな瞬間(とき)に誰かが恋しくならないか? だなんて。
そんなわけのわからないことを聞かないでよ。

僕は元から一人なんだ。
寂しいなんて思わないよ。
人がいれば、鬱陶しいだけだ。


親もイナイ、友だちもイナイ、家には誰もイナイ。
――僕の世界には、誰も、イナイ。
僕が拒んでいるから。
君ニハ分カラナイヨ、日なたにいる、君には。




一人に会った、僕と同じ、一人だった。
一緒だなんて、思わなかった。だって一人なのに、その子は笑っていたから。
寂しいと言っていたから……ね、違ウデショ?

僕は元から一人なんだ。
君はどうせ日なたに居るから
そんな事が言えるんだ。


誰もイナイ、君だって違ウ、僕とは違ウンダ。
――僕の世界には、誰も、イナイ。
僕には誰もイラナイカラ。
言い訳だって? そう思っていればいいさ。




君に会いたくなかった。
僕を必要としてくれる人になんて会いたくなかった。

死ぬ覚悟が、揺らぐじゃないか。



違う、本当は――僕が死ななくてもいい理由が欲しかったんだ。




くれたのは、君だよ。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

You, you, you

良ければ曲付けていただきたいと思っています。

歌わせる場合はルカが一番似合うかなあ、と。
普通にヤンデレっぽい子を書く気だったのですがいつの間にやら。
人の脳って恐ろしい……。

こんなので良ければニコニコとかにあげてやってください。
事前、事後構わず使用された場合、もしくは使用される場合報告お願いします。

閲覧数:91

投稿日:2011/05/06 22:09:28

文字数:518文字

カテゴリ:歌詞

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