ふぅ、おとぎ話のヒロインって、苦労するね。肩こりそ。
 なんて明るく言ってるけど、本当はすんごく怖い。気を抜くと、体が震えて止まらない。
 私が私じゃなくなる気がする・・・。もしかしたら、もう私じゃないのかもしれない・・・。
「アリスちゃ~ん!ゴハンだよ。」
リンちゃんだ。ゴハンか・・・食べたいなぁ~。リンちゃんの料理、美味しいし。
 でも、食べたいのは山々だけど、食欲がわかない。
「ごめん。いらないや。」
「え~。今日はすんごく、がんばったのに~。」
「ホントに、ごめん。」
「・・・でも、なにか食べなきゃダメだよ。そだ、後でなにか作ってくるよ。絶対食べてよ。」
「・・・うん。」
ありがと、リンちゃん。ごめんね、心配かけちゃって・・・。
 リンちゃん、いちゃった。今は一人になりたいけど、一人だと、消えてしまいそうだ・・・。

 コンコン
は~い。リンちゃんかな?
私は開けようとする前に、戸が開いた。
「アリス?」
キャーキャーキャー!レ、レ、レン君!ど、どうしよう!
 笑顔。笑顔。
「な、に、レン君。」
リンちゃんだと思ったのに、レン君だとは、不覚。
 そ~いえば、私、レン君とあんま話したことがない!なんて、失態!
「パンプキンムース。・・・具合、悪いの?」
えーとさー。そう見えるかしら、私。
 ん?パンプキンムース?めっちゃくっちゃおいしそうじゃん!
 私、ムース好きなのよね~。あの食感、口当たりがいいのよね~。
「何となく、元気そうだね。」
え?そうでしょうか?
 て、レン君が笑った!初めてじゃない?笑ったトコ見るの!やべ、かっこいい&可愛いんだけど!
「屋根の上、行かない?」
行く!
 レン君って、ロマンチスト!どっかの誰かさんと大違い!

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

不思議の国のアリスは、救世主!? 7話

遅れて、サーセン!

~==次回予告==~
霊:皆様、本当に申し訳ありません。
  自分の都合により、遅れてしまいました。
  また、手抜きのこともお詫び申し上げます。
  今回の次回予告は、自分だけで進めます!
ア:待て!手抜きにも、ほどってものがあるでしょ!
霊:それでは、進めさせていただきます。
  自分、ムースってあんまり知らないんです。
  もちろん、ムースってよくわかんなくて、好きとかないんすよ!
ア:だったら出すなよ!
霊:最後まで、1人(強調)で進ませていただいたことを、重ねて
  お詫び申し上げます!
ア:最後まで、シカトか!
霊:次回『不思議の国のアリスは、救世主!?』お楽しみに!
ア:チクショー!!!!

閲覧数:182

投稿日:2009/03/04 15:11:00

文字数:736文字

カテゴリ:小説

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