307.5号室のドア
インターホン鳴らしたって 誰も居るはずもない
ここは僕にしか見えないから 誰にも邪魔されない
部屋のドアをほら開けて・・・
蜃気楼の景色を 繰り返す
窓の向こう 先が見えなくて
わずかなプライドを守るため
その部屋に入りドアを締め切った
まだ消えない 羨望を
平熱的倫理で落ち着かせて
青二才な絵空事は
セミグレーの壁で断じた
まぶしい光はドアの外
「僕には関係のない世界、好き勝手にしてよ。」
居場所なんて向こうには無い
「・・・元から無いんじゃない、望んで捨てたんだ!」
淀んだ空気が心地よくて
窓開けられない 外見る気もない
307.5号室だけが
僕の世界 ここには誰も立ち入らせないんだ
嫌でも外から聞こえてくる
肌色混じりの喧騒の実態は
このドアを隔てて断絶されて
僕には何も見えない(見ようとしてないだけ?)
そういえば最後にドアの外で
精一杯の想いを曝け出して
叩かれ嘲笑(わら)われたのはいつだったっけなあ?
「まあ、今更気にすることでもないか・・・。」
どうせ僕は蚊帳の外
孤独なのがデフォルトだと思って
見えないはずのこの部屋が
僕だけに見えた
本当は外界の喧騒が妬ましかった
上手くいかなくてこんな部屋を作り出した
この中に居れば僕はもう傷つかない
今はまだ淋しくて震えるけど
いずれは感情も死んで楽になるはず
そして自分自身終わりにしちゃえばいい なのに
何故鳴り止まないインターホン?
逆撫でされる脳裏に あの頃がフラッシュバックした
そこに居るのは誰? もしかして幻聴?
いつの間にか部屋のドアが開けられた
安全な空間に灯した火で
気持ち沈めたって ただ燃え尽きるだけ
何者かに土足で踏み込まれ
密かに築きあげた世界が崩壊する
フリースタイルでこじ開けられた扉
もう鍵掛けられないでうずくまって泣いてる
心地よい淀みはもう消えた
否が応にも外に出ていくしかない
これが僕の望みだった・・・?
307.5号室のドア
蜃気楼の景色にまた戻って
いまのとこは何とかやり過ごしている
それでももし耐えられなくなったとき
また見えるかな?
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