外は自然の恵みとも言えよう水が降り続いていた。
彼女の涙と共に。
彼女がこの雨だとすれば

…僕はそれを作り出してしまった暗雲だろうか。

僕は赤い果実を今持っている。
皆が求め,そのために命を落とし,落とされ,消えて行った程特別な。
けれど違ったのだ。
この林檎にそんな効能など,存在しないのに。
誰かの言葉がちょっといびつな形になっただけなのに。
それだけなら良かったのかもしれない。

僕が,彼女の元へ向かわなければ。
彼女は無表情のまま次世代の[後継者]を無理にでも作り上げ。
無表情のまま消えていたのではないか。

…彼女に笑顔と心の余裕を与えてしまった僕は。
罪滅ぼしとしてやらなければいけない。



真っ赤な林檎。
永遠に枯れない。
綺麗に光る。
けど,本来の輝きは見えない。

…君のような存在を。
僕は地面に叩き付け。

片足を大きく振り上げた。


これで,全てが終わる。

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Apple Alice ...7

閲覧数:215

投稿日:2011/04/01 17:32:56

文字数:397文字

カテゴリ:小説

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