小説化 サイハテ
いまさらサイハテのノベライズです。
いや、それを言ったら炉心融解もいまさら感がありありと、ですけども。
時に、物語を紡ぐという行為は、血を吐くことに似ていると思います。
その時々で、私たちは登場人物の感情をトレースして、文字に書き起こさなければなりません。抱かずともよい哀しみを抱き、あり得ない怒りを覚え、虚構に喜び、偶像を愛す。
そういった一連の行為に何か意味があるかと言われれば、さて、どうなのでしょうか。
このサイハテの筆を執ったのは、現実に起こったある出来事がきっかけです。
どこにでもある、ありふれた話です。人は生まれ、そして死ぬ。自然の摂理です。
ただ……それを摂理と割り切ることはどうやったって出来ないものだから、涙を流して悲哀に暮れる代わりに、私はこうして筆を取ることを選びました。
本当はいろいろとゴタゴタと語るのも一興なのでしょうが、それをやったところで、何かの意味があるかどうかは分かりません。そもそも、この話自体に意味があるかどうかは、さて疑問です。
ただ、血を吐くように……この想いを、どこかにぶつけなければやりきれなかった、私自身のエゴだとでも思ってください。
最後に、素晴らしい楽曲を作られた、小林オニキス氏に最大の感謝を。
そして、この物語を、我が親愛なる叔父に捧げます。
*ついき
日本語間違い指摘ありがとうございました。もうね、カッコ付かないよねほんとにね。ごめん叔父。スベる甥で申し訳ない。いや、ほんとに。
コメント4
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ご意見・ご感想
笹木
その他
>>sunny_mさん
はじめまして!って、あの最果ての作者さんでしたか! こちらまで足をお運びくださいまして、ありがとうございました。
サイハテの空気、ポップレクイエムという言葉に代表される、感情が乗らない別れの歌――そういうものが、少しでも表現できていたら幸いですし、お褒めの言葉を受けられたこと、大変光栄に思います。ありがとうございました。
ほかの話もお読みいただけたとのことで、ますます頭が上がりません。私ときたら、まだ最果てしか読めていない体たらく……
後ほど、そちらにもお伺いさせていただこうかと思います。
重ね重ね、ありがとうございました。sunny_mさんの更なるご活躍をお祈りいたします。
2009/11/04 01:47:43
笹木
その他
>>時給310円さん
またまたお読みいただきましてありがとうございました。GODOです。
お察しの通りといいますか、よくある話といいますか、身内が亡くなりまして、改めてサイハテと向き合ったらこれが生まれました。
そしてまた、これは時給310円さんのeight hundredのリスペクトと言いますか、そういう代物です。構造が似てるのはその所為です。今ここで暴露しておきます。御気分を害されましたら申し訳ありません。
お気づきの通り、原曲の歌詞をあまりとりいれていないのは、前回炉心融解のあとがきで述べている通り、なぞるだけではつまらないという思想からですね。はたして、それで小説化したというのが良しなのか悪しなのか、というのは、いろいろと皆さん思うところあるとは思うのですが……
僕自身、まだ何とも、と決めかねているので、さまざまな手法を模索していこうなんて思ってますね。
時給310円さんには、色々と感謝の念がたえません、本当に。
これからも、ご活躍をお祈りいたします。隅っこのほうで、細々と。
重ねてになりますが、お読みいただきましてありがとうございました。
2009/11/04 01:36:05
sunny_m
ご意見・ご感想
はじめまして。こんにちは。sunny_mといいます。
好きな楽曲のサイハテで小説が来ている!とドキドキしながら読ませていただきました。
とても素敵で、悲しくて、静かに響くような話に、肌が粟立つのを抑えられませんでした。
サイハテは、瞬間を切り取るような楽曲だなぁと私は思っていて、GODOさんの作品はまさしく、過不足なく喪失を切り取っていて、凄いな。と思いました。
ちょっと凄すぎて、言葉が思いつきません(笑)
感想、というよりも、ただこの衝撃を伝えたかった感じです。
他の作品も読ませていただきましたが、やっぱり衝撃を受けました(笑)
今後の活躍を期待しています!
2009/11/04 00:06:33
時給310円
ご意見・ご感想
こんにちは、またまたお邪魔します。読ませて頂きました。
まさかサイハテが来るとは! 難易度の高い曲を選びますねー、僕はとてもとても……やっぱりGODOさんくらいの文章力がないと、手を出す気にはなれないです。
いつも思うのですが、GODOさんのノベライズは、原曲から割とフリーですよね。
僕も「小説化してみたシリーズ」などやっているのですが、書く時はどうしても「なるべく歌詞に忠実に」って思っちゃいます。でもGODOさんの場合、歌詞の引用は彩り程度ですよね。ん~……何て言うんでしょう、その曲の雰囲気をノベライズしている、って感じですかね。こういうのもアリなのかぁ、と感心しきりです。
サイハテでルカ視点なんて、初めて見ました。当事者から一歩引いた立場からのサイハテ、そこにもこんなにたくさんの思考と感情が詰まっているんですね。第三者から見たミクの切ない姿、それを見守るルカの誠実さが印象的でした。
身内にご不幸があったんでしょうか? テンプレート化したような言葉で申し訳ありませんが、ご冥福をお祈り致します。大変良い作品でした、次回作を期待しています。
長文失礼しました。
2009/11/03 14:12:37