ほつれはじめた糸を 直すでもなく
「吊り橋」を作ったら 絡み合ってしまう
昨日の良し無し事を 思い出しながら
尋ねないままやり過ごしたから 気に掛かる
綺羅星はもう 昼を知らず
誰かの夢に 舞い降りて
瞼をそっと 重くして
見届けられぬように
延々紡ぐ糸を 取り替えもせず
あの日重ねた匂いが ここにあるから
目覚めはいつも浅く 言葉萎れて
伝えたいことままならぬままに また暮れる
足音 聞こえはしませんか
ひとすじ 揺らぎはしませんか
降りしきる雨は屋根を叩く
貴方を呼んでいる
水溜りに顔などを 映したりもせず
「吊り橋」を作ったら 来てくれるかな
来てくれるかな
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