陽だまりの中で、私は眠っていた。
心地良い風が頬を凪ぎ、あたりの草々が楽しそうに笑う。
羊雲と、どこまでも続く青。今は静かに眠っている。
蝶々を追いかけて走っていた子猫が転んで、その横を蟻の行列がそ知らぬ顔で進んでいた。
暖かい午後だ。
眠っている私を見つめる私は微笑んで、とても、幸せそう。
命の中に、愛を見つけて。
愛の中に、心を見つけた。
たくさんのものが死んだ。
たくさんのものが壊れた。
だけど、私は変わらず、眠ることしかできなかった。
それでも、世界は変わらず生きていた。
破壊の中でも命は輝き、終焉の中でも命は生まれて。
あれほど恨んでいたものたちが、とても愛おしくて。
狂った私も、叫んだ私も、今では静かに眠っている。
私は目覚めることなく私を感じて、私を見ている。
もう空は軋まない。
もう私は目覚めない。
緩やかに、時間だけが流れる。
私は風に身を任せ、
陽だまりの中に写りこむ、私が生きてたその証をただ、見つめた。
静かな眠りの午後だった。
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