鏡のような水面 滑ってまわる
その花の色を 見ていた
変わっていく その色を見ていた
流れてこそかわらぬ 麗しい花
行き着く果てで色あせていようか あの花
水底で崩れ散るとも その姿 すなわち溶けて
我が形に染み入らんや
共にいよう 在るべき様そのまま ただ在るように
私は見る 漂う鏡中から なないろひかる 君の心
共にいよう 過ぎ行く尊き君と
冷たい手に何を 握れようかと
凍えた人の身も 抱けぬ手
触れるが叶う 透(す)く雫を集め
恵みと成りしを願い 紡ぐ言葉
凝りし流れに同胞(はらから)降りや その時
汝らが現身(うつしみ)により その澱(おり) すなわち映し
己がために解(ほど)けよう
いずれ溶ける このからだが在ったこと それさえも溶け
私は知る 朝誘う水面から なないろひかる 君も生まれ
いずれ溶ける 混ざり合う尊き君も
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