花火は閃光のように





遠くある灯りに見惚れ
胸に宿る想いを握る
伝わる事の許されない間隔は
瞼の軽やかさを忘れる

触れられはしないその距離
幾度となく伸ばされた手も
朧の月夜に隠されて泡沫
微笑みは欠片でも眩しかった

星が遊ぶ遥かに
一輪の花が咲いたなら
手を離すのは 嗚呼 やめて

風が拭く涙は蒼の星屑
抱かれ抱かれて握り締められ
水面に投げた万華鏡に映るは
咲き誇り散ってしまった誰かの笑顔



瞬く刹那に消え行く
秘めた想い垂れるままに
虹を仰いだ星は徒に揺れ
横顔を明るく照らしてくれた

もう請いに堕ちるだけ
非を漬けたのは貴方だから
まだ話すなら割かせて

並べられた真丸を奏でるの
心まで響いているでしょう
肩向けても鬱いでも届く音は
握り合った心地好さを幸せとする



万華鏡は泳ぎ続ける
溺れていたのは誰よりも私

枯れ逝く様はきっと
堕ちてしまう鮮紅だから
もう話さずに殺めて

秘められた音色は虹の星屑
あともう少しで届くそれは
永久を刹那の幻へと導く
徒然とした只管な愛の共鳴

触れる心と指先から響く
貴方に私は誓うでしょう
吐息が絡まる空間見つめて
泡沫のように唄を謳う

彩なす星空は貴方への秘密の言葉

万華鏡はまだまだ浮かんだままで
この出逢った番の生命を幸せとする

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

和鳳集

あつめました
ぼくです

なげはしゅー

閲覧数:283

投稿日:2009/07/16 14:31:21

文字数:560文字

カテゴリ:歌詞

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