「・・・えっ、ちょ」
俺は、どうしたものか分からず困ってしまった。
「・・・どうしたのっ?」と、聞かれても・・・・。
・・・うろたえても、何も始まらないので
「・・・ミク」
「うん?」
「・・・・ちょっと、話があるから座ってくれないか?」
「うん、いいよっ」
と言ってミクは俺の隣に座った。
・・・・うん。まず第一関門はとりあえずクリアだ。
それで・・・
「話って、何?」
ミクに聞かれた俺は、無言で抱きしめた。
「・・・えっ?何、アカイト・・・?」
抱きしめられたミクは戸惑う。
「お前は、こうでもしないと気づかないからな」
「・・・・・」
「単直に言う。俺はお前が好きだ。どうしようもないぐらい好きだった」
「・・・・いつから・・・?」
「・・・小さい頃から」
「・・・・そう。・・・そっか」
「・・・・・」
「・・・私、・・・気づいてた。アカイトが私のこと好きってこと。そのこと知ったとき・・・・」
「・・・」
俺は、身クの言葉の続きをを待った。
「・・・・嬉しいって思ったの」
ミクがにっこり笑った、ような気がした。
「・・・私の返事は、そういうことだから・・・。じゃ、またあとでね」
そう言ってミクは俺から離れ、リビングから去っていった。
「・・・まさかの両思いかぁ・・・・。」
俺は、口がほころぶのも構わず、つぶやいたのだった。

                 END

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日常的環和 8話 告白両思い その2

閲覧数:146

投稿日:2009/07/19 15:03:21

文字数:593文字

カテゴリ:小説

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