君の笑顔が好きだった
くだらない話で朝まで笑って
いつかまた会えたらなと
近くて遠い未来を夢見ていた
あのとき僕らは傷だらけで
「私たち生きるのに向いてない」と
よく二人で話したね
でも君がいれば幸せは倍に
悲しいことは半分に
それが幸せだと思っていた
君もそうだと思っていた
ねえ、君は今どこで何をしているの
君の望みが叶わなかったことを
祈るように手紙を書くよ
宛てる先もない言葉ばかりが
積み重なって息が詰まる
生き詰まった僕たちは
曲がり角で別れたまま
あの日君の背中に泣いて縋れば
今とは違う未来だったのだろうか
きっとあのとき一番に
気づいてやれたのは僕だった
君の首に絡んだ紐を
解いてやれたのは僕だった
世界なんて、と呪うように
吐き出す言葉を止めないで
生きたくない、と吐いた叫びを
分かるよとただ頷いて
結局、背中を押してしまったのなら
それはなんて罪深い
ねえ、君は今どこで何をしているの
君の望みが叶わずにどうかどうか
今は誰かと幸せになっていて
愛されたかったんだと
独りは辛くて悲しいと
泣き虫の君を思い出すよ
きっと世界は僕らが思うよりも醜くて
それでもずっと美しい
宛てる先もない言葉が
積み重なって息が詰まる
あの日にもし戻れたら
君の背中を抱きしめて
行かないでとただ泣いてやれたら
届かない手紙を君に贈る
もしも望みが叶うなら
いつかの未来では君の隣で
そっと歌でも唄わせておくれよ
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