頑なな唇の先に置かれたのは種ひとつ
叫びを上げれば時間は容易く朽ちて
合わせ鏡をもう一つ増やすだけ
本当の色を忘れてしまえば戻らない

痛みを信じて量子を伴えばすなわち
引き寄せられるように暗闇が惑いを待つ
しかして開くことの無い扉と瞼であれば
誰の笑顔を刻むことが出来るというのか

それは終わらないそれは消え去らない
小さな一瞬をいつまでもいつまでも
降ることの無い雪の結晶を印として
どうして拳を振り上げたままでいられる

炎の壊し方を教わらなかったからか
鼓動の抑え方を笑われていたのか


邪な指先の影に置かれたのは傷ひとつ
弱きを焼べれば願いは容易く溶けて
苦い薬をもう一つ増やすだけ
逃走の意味を捨ててしまえば帰らない

涙を信じて光子を弔えばすなわち
巻き取られてくように水底が憂いを待つ
さりとて抱くことの無い音色と薫りであれば
誰のえにしを辿ることが出来るというのか

それは続かないそれは過ぎ去らない
小さな根幹をいつまでもいつまでも
散ることの無い花のひとひらを掟として
どうして鋼を研ぎ上げたままで向けれる

時計に赦し方を教わらなかったからか
希望の満たし方を笑われていたのか


既に失っていたことを幾つも装っただろう
剥ぎ取られて映るのは醜さのバリケード
常に問いは切っ先のごとく向けられていて
愚かな答えは嗚咽に混じることすら叶わず

薄れていくだけの感情にもう付き合いきれない
抱きしめていたかった歌声が聞こえないように
吹き付ける風を疎ましく思ってしまうほどに
靴の履き方を忘れてしまったかのように走る

分け隔てなく中和しすぎた水と油は既に
元の姿を取り戻すことが出来ないでいる
互いの誇りを掲げていれば良いだけだった
そこに答えなどどこにも必要ないのだから


言の葉の舞う星に置かれたのは罪ひとつ
暗きを述べれば襷は容易く千切れ
怖い記憶をもう一つ増やすだけ
混迷の価値に囚われていたら見失う

足掻きを信じて天地を贖えばすなわち
捻じ切られていくように黒雲が実りを撃つ
斯くして宿すことの無い模様と符号であれば
誰の救いを手びく事が出来るというのか

それは届かないそれは置き去らない
小さな全身をいつまでもいつまでも
乞うことの無い空の偽りを墓標として
どうして癒やしの首絞めたままでいられる

虚構に諭し方を教わらなかったからか
不幸の触り方を笑われていたのか


選び選ばれ続けているんだろう?
血眼になって隠れ場所を探して
陽に焼かれることを選んでいる
それは水のように低きに落ちる

塵ひとつほどにでも巡りを感じたのなら
変わることはなくとも始まりは来るから
時計は皆違う大きさをもって鐘を鳴らす
歪なレンズで集めた光が海のように繋ぐ


輪郭の場所を忘れた
最初からどこにもない

そんなものはない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

青色の種

閲覧数:103

投稿日:2024/02/12 00:25:53

文字数:1,178文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました