目を閉じ、我をなくして彼女を見る
彼女は一瞬にして彼女らとなった
一人、仏尊のごとく目をつむる無縫にして無衣の少女の
その周囲には
無数のフラクタルした彼女たちがさまざまに眼前に表象した
笑顔が聞こえる
悲哀が聞こえる
驚愕が聞こえる
激怒が聞こえる
畏怖が聞こえる
嫉妬が聞こえる
怨恨が聞こえる
孤独が聞こえる
嘲笑が聞こえる
邂逅が聞こえる
愛情が聞こえる
友情が聞こえる
恋慕が聞こえる
希望が聞こえる
精進が聞こえる
挑戦が聞こえる
…………………………………………………
その目に映る全てのそれが、日常で体感する速度の何倍もの速度で
フォネーの連続となって意識の全体に響いてくる
何かある 何もかもあるような
しかし
事実何もなく
単調な深群青の海の深層に
散在する光そのものたる彼女
彼女、とは彼女ら、と等価だった_____が、私は一つ思いとどまった
彼女たち一つ一つにとってもまた、その内包も多様のフラクタルをしているのか――――――
私は、彼女らのその存在を直接認めることを、やめた。
彼女たちが無限に多様であるということは、私もまた彼女たちにとって無限に多様であるということなのだから_________________
"ああ、今僕自身、自分に気付かなかったくせに"
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