置いていかれた傷付いた鳥は トマリギでずっと鳴いていた
傷付いた羽を舐めようとするけど くちばしで余計に傷を深める

そんなジレンマも 空きビンの中に
閉まっておけたらいいのに 何かビンの中は詰まっている

引っこ抜かれない 強くて繊細な根っこがあれば
もっと生きれるかな ボクらの中に流れてるその色は
木の実のように赤いのに

置いていかれた小さな鳥は トマリギでずっと鳴いていた
傷付いた羽を悟られないように 手足をたたんで睨みをきかせる

そんなプライドも 棒きれのように
容易く折れたらいいのに
何故か折ろうとして撫でている

風にも負けない 若くて深緑(しんりょく)の葉っぱがあれば
もっと生きれるかな ボクらの中で蠢いてるこの意志は
種子(たね)のように小さくて

今どこで何をしてるの? 飛び去ったツガイの片割れ
トマリギの上には今誰もいなくて

「待ちくたびれた」 脆くて荒んだ
傷付いたままのボクは底辺のよう
空を見ずに地面に頬を擦り込んで 眠るように羽を休める

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

トマリギ

歌詞を書いてみました。

傷ついた「鳥(ボク)」は
愛していたツガイの「鳥(キミ)」でさえ拒絶した。
そんな弱い生き物の末路。

そんな詩です。

閲覧数:231

投稿日:2011/02/01 15:45:18

文字数:440文字

カテゴリ:歌詞

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