ぽつりぽつり 滴る雨が
今は何も聞こえない
ふらりふらり 帰らぬと言うて
まるで我儘な猫よのう

蒸せるペトリコール飲み込まれて
昼の帳は重く靡く
遊びに招く狗尾草
ここから逃げましょう

ねんねんころりよ おころりよ
月明かりが照らす
目が合ったそこのお嬢さん
静寂とした遊戯しましょう?

一つ凛としてる蕾が
咲いて枯れて散ったら終わり
反対に手を合わせて笑う
此処ハ妖ノ花ノ園

鈴虫が鳴らす髑髏
赤提灯が続く参道
まるでコチラニオイデヨと
仄かに薫る月下美人

遊れる影に持て囃されて
打ちのめされた鴉が鳴く
この娘いたっけ?血沸く残花
覗き込んだ赫い月

クルリと廻ってかくれんぼ
見つけた!気のせいか?
ヒラリと舞ってオニごっこ
気づけば呪われた少女

たとえ片目失っても
二つ三つと手を叩く
人の記憶しらずに
薄れていく

行方知れずのまま消えゆく
子守唄は響く
無我夢中で走り抜けるだろう
咲いた咲いたそれは見事な
あの月より高く

命儚い滴る雨が
終わり告げる炎のように
強かに舞い上がる花弁は
いずれ星になる

一つ凛としてる蕾が
咲いて枯れて散ったら終わり
反対に手を合わせて笑う
此処ハ妖ノ花ノ園

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

此処ハ妖ノ花ノ園_歌詞

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投稿日:2024/11/07 12:46:40

文字数:511文字

カテゴリ:歌詞

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