見つからなかったものをそっと元に戻した
きっとたくさんの誰かの手が連なって
その中のひとりに私がなっていることも
気がついていないふりをしていたかった

不意に笑みがこぼれて口ずさんでる
前の人はどうだったかなって
後の人はどうするのかなって
何もしていないのに手渡してるんだ

なにも変えてない何処にも行ってない
なにかに一生懸命だったこともないし
どうしようもない毎日の積み重ねだらけ
待つ人が居なくても流れていくものが

もしかしたら教室の中で響くペンの音に
ラブレターが混じっていたらなんて


始まらなかったことをそっと道へ戻した
もっとたくさんの誰かの指重なって
その時のひとりが私を知っていることも
気になっていないふりを続けたかった

不意に涙こぼれて口緩んでる
君の声はこうだったかなって
今の声はヘンだったかなって
誰も聴いてないのに手懐けてるんだ

誰も会えてない何処にも届かない
どれかを一生懸命選ぶこともないし
ホント下らない毎日の寄せ集めだらけ
見る人が居なくても広げていくものが

もしかしたら喧騒の中で響く呟く声に
プロポーズが混じっていたらなんて


動けなくなったセミを木に戻しても
飛べなくなった雛を巣に帰しても
回ること忘れた時計振り回しても
生きる意味忘れた私が走ってみても

馬鹿みたいに見えるんだろうな
あぁみんなと同じように泣けない

始まる位置がわからないから
笑えるときがわからないから
間違えてるのわからないから
ほんとの自分わからないから


白紙の広辞苑で何度も探したよ
褪せ切った新聞紙も隈無く
フォーマットした記憶検索して
上書きして掠れた3倍速の気持ち

正解を出すのが面倒くさいなって
サングラスを掛けたランナーが走る
走り続けていれば汗も涙も同じ
真っ赤に腫れた眼だって隠せるよ

必死に探すようにしているけれど
何も無いのずっと前から知ってる
大体のことは全部ウソだからって
一歩ずつ踏みつける踏み潰してく


馬鹿みたいにずっと走ってろ
忘れたことを忘れるくらい
誰にも知られないまま
その速度でかき消してく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

うそつきランナー

閲覧数:82

投稿日:2025/08/05 22:39:34

文字数:890文字

カテゴリ:歌詞

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