「 蛍 」

それは君が「奇跡」と呼んだ 透明なオーロラ
この体を包み込んで 温もりだけを灯した

澄み渡る晴天を昇りゆく 白い満月を濡らす
空が映る池の水面に「光る蛍みたい」と過れば

思い出が潜る胸の刃 握りしめて見る過去の風景
風に揺れるシロツメが踊る 風に乗った草木の音色

それは君が「自由」と呼んだ 鮮やかな音楽
この体を包み込んで 温もりだけに触れた

静寂にとばる暮れ夜の歩 無我夢中に急いだ暗がり
底に澱む空気と熱と 瓦礫足取る窪みのワルツ

ふと迸る胸は霧雨 でこぼこが作った水溜まり
まるで夜の虹を見るような ふわりさんざめくは夜光虫

もう二度と会えないからだろうか
もう二度と会えないから「奇跡」と呼ぶの

追いかけても 追いかけても 振り向かない姿
それは君が僕に残した「限りあるまで、生きてほしい」という
涙の透明なオーロラ
思い出して 思い出して 結びゆく手のひら
温もりの結晶



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

music & lyrics Tsubasa Harihara
arrangement Teruaki EDDY Tanahashi
mix mastering YoP

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

蛍 / 歌詞

2019年9月7日投稿「蛍」の歌詞です。

閲覧数:1,178

投稿日:2019/09/18 05:06:47

文字数:527文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

もっと見る

クリップボードにコピーしました