坂道沿いに続く 花の色 空の彼方に
貴方の揺らぐ背を 振れる髪を 思い出す日和

一撮み程度の 勇気だって あったのならば
伝えられたのかな? 心の隅 窄む気持ちを

ねぇ 本当なら 寄り添って同じ時を受け入れて
もっともっと 淡い色で満たしたいのに

春うらら 心の穴 一片の花弁哀舞
もう止めてよ 私はまだ弱い抜け殻だから
願うから 裏切られる そんな勘違いを生んで
高嶺の花は 誰かに摘み取られてく

遠い空まで延びた 飛行機雲 指でなぞった
不安で細くなる 私の心 映すかの様ね

それ以来 未来に頼りなく延びる気持ちを
どうかどうか 春の風よ 吹き去ってよ

名残り雪 陽の光も 雲の形 空の藍も
もう明日には 変わり果てて 次の景色を魅せる
其れならば この想いも 辛いなんて言葉さえも
時の流れに 拭われて薄れるかなぁ

浮かばれぬ想いが 重なった 重なった
浮かばれぬ想いが 重なった 重なった
貴方の笑顔と重なってしまったんだ

春の唄 貴方が見る 世界を私も隣で
見てみたかった そんな春の夢だから

春うらら 陽の光も 一片の花弁さえも
貴方の背も まだ私の 心に咲き続ける
其れならば この手振って 戻らないことを願って
記憶なんて世界から 消し去ってよ

そう考えるには 丁度良い日和だ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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なでしこ日和

「なでしこ日和」の歌詞です。

閲覧数:1,198

投稿日:2016/12/07 22:10:59

文字数:556文字

カテゴリ:歌詞

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