G clef Link プロローグ5

投稿日:2020/01/12 22:54:10 | 文字数:1,219文字 | 閲覧数:86 | カテゴリ:小説

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お年寄りは大切に!

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 食堂を出てから3人は村を治める長老の家についた。中へ入るとハゲ頭で白く長い髭を足下付近まで垂らした長老が椅子に座って待っている。

「おお〜っ、待っておったぞ聖者たちの子よぉ〜っ」

 力弱く擦れた声で椅子から立ち上がる長老は、身体を『“プルプル” “プルプル”』と震わせながらミクたちに歩み寄ってくる。膝から下は『“ガクガク”』で今にも倒れそうな勢い。

「おじいちゃん、年なんだからムリしないのよ」

「こらっリン。長老さんに失礼だろ」

「えぇんじゃレン。リンはわしにとって可愛い孫みたいなもんじゃ。リンに限らず、レンやミクも可愛い孫みたいなもんじゃ。いや、このニルスの村すべての住民がわしにとって孫みたいなもんじゃ」

「あのさ、おじいちゃんの話ってちょー長いから早くすましてくんない?」

「ほおぉっ!? ひ弱な年寄りにも容赦なくツンツンしとるとこが、また一段と可愛いのぉ〜っ」

 村の長老が喜んでいる。かなりヤバいヒトじゃないのか?と云う印象をレンに与えていた。

「おほんっ! では可愛いリンのリクエストに応えて言うぞ。おまえさんら3人の両親たちはなその昔、光りの聖者として闇の勢力と戦ったんじゃ。ミクのお父さんであるクリスはエメラルドジークレフの持ち主として世界の枯れた大地へ緑を与えた。リンとレンのお父さんであるガイアはイエロージークレフの持ち主として人々に陽気を与えた。つまりじゃ闇側が光側に何かしら悪さを仕掛けてきたら、世界は混乱に満ちてしまう。それを防ぐのがジークレフを持つ者の使命であるんじゃよ。それにジークレフを持つ者は、お前さんらの住むこの世界だけではない。かつての賢者たちもジークレフの導きに従って、いろんな世界を旅し仲間を手に入れたんじゃ」

 ジークレフの持つ力は光り側の世界に平穏をもたらせることにあると長老が説明した。お守りとしても意味があるジークレフの力は、選ばれし者にしか力が働かないと力説する。

「そういえばミクちゃんさ、おこづかいとか貰ってる?」

「ううん、私は貰ってないよリンちゃん」

「それはちょっと困ったわね」

「わしからの大事なお話し、聞いてないし〜っ。おじいちゃんショックだよ〜っ。巷で話題の老後資金問題よりショックだよ〜っ」

※この物語に老後資金問題なんてありません※

「あっそうだ♪」

 リンは、なにかいいアイデアを思いついた。

「ねえ、おじいちゃん。これから、あたしたち旅をするんだけどお金がないの。だからお金ちょうだい!」

 リンは【コマンド】から特技【おねだり】を選択した。特技コマンド【おねだり】は、年上の男性から自分たちの必要なモノを貰うことのできる特技。魅力が高いことと独り暮らしで寂しい男性からだと成功率があがる。

「むむっ!? しかたない。これはわしからの餞別じゃ」

 リンのおかげでミクたちは長老から39Gのお金を貰うことができた。

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