「リン!!」

「へ?何、レン。」

「スカートのファスナー…開いてんだけど…////」

「あははっ!ほんとだ~。ゴメンね~」

「…リン!!何回言えば分かるんだよ!!」

「だから、ゴメンって言ってんじゃーん!!」

女子の自覚のない美少女、リンを叱る黄色い髪の美少年、レン。

「謝れなんて言ってないだろ!!速くファスナー閉めろよ!!」

「なんで怒ってんの?私のヤツ見る物好きなんていな…」

「いいから閉めろ!!」

「…はぁい…」

毎日のように繰り広げられるこの戦い(?)を、クラスメイトは生暖かい目で見ている。

その中にただひとり…

「リンちゃん、今日もキュートだね!!ピンクだっ…」

その青い髪の美少年を蹴り飛ばすレン。

「いたたた…」

「何してんの、レン!!」

「いや、足が勝手に動いてた。」

「もう、毎日可哀想でしょ?大丈夫?カイト君。」

「うん、大丈夫だよ…。今日の下着の色…」

「あ、なんか踏んでる気がする。」

「痛い痛い!!」

「上下ともピンクだよ~」

「リン!!答えなくていいんだよ!!」

「あ、ほんと?」

カイトは可哀想だが、仕方がない。

「ナレーターさんまで!?」



☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆



「レーンっ!!」

「うわっ!な、何だよ、リン!!」

「ちょっとジャージ貸してくれない?忘れちゃってさ!」

「俺も同じクラスなんだけど…」

「じゃあクオ君に借りよ。クオく…」

「わっ分かった!!貸すから!!」

「え、いいの?じゃあ借りるね~」

「おまっ!!ここで脱ぐなよ!!」

「え?いーじゃん♪」

「よ・く・ねぇ!!あぁっもう!!こっち来い!!」

「どこ行くの~?」

苦悩の日々のレン。

その姿を、寂しそうに見る少女。

「ミク…?」

「え?あ、ルカ…」

「レン君やっぱり好き?」

「うん…レン君はリンちゃんが好きなんだよね…」

「…」

「諦めらんないんだ…何でだろ…」

自虐的に笑うミク。
それを悲しげに見るルカ。

「ミク…」



☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆



「どーしたの~?」

「ん。」

「え?どこ?ココ。」

「旧校舎の理科室。今度からここで着替えて。」

「何で?めんどくさ…」

「こうされても?」

リンを壁に押し付けるレン。

「顏近いよ…!!」

「じゃあここで着替えて。」

「わっ、分かったよ…」

「じゃあ着替えたら言って。外にいるから。」

ガラッとドアを閉めた。

「よー、レン。」

「!?クオ!?」

「大変だな、お前も。」

「…あぁ。」

「リンちゃんは鈍感だしな~」

「…クオも大変だろ。」

「あー、うん。いや、ねぇ?」

「俺に何を言えと?」

「いや、別に。」

「あっそ。」

「レン、終わったよ!」

「じゃーな、クオ。」

「何話してたの?」

「別に。」

「えー、気になる…」

「知らなくていいんだよ。」

「私だけ知らないなんて嫌!!」

「リン以外も知らないだろ…」

「レン君…」

「ん?呼んだ?初音。」

「いや、いいの。またね。」

「?う、うん…なら良いけど…」



レンはミクが呼んだ理由を考えながら、体育の授業を受けた。




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鈍感少女と敏感少年。~1話~

やっちゃったよ、俺ww

自覚ナシなリンちゃん萌え(^з^)-☆
レンは可哀想だなww

カイトwwww
こんな書き方しか出来なくてゴメンよw
次は良いとこ書くから!!多分…ヽ(・∀・)ノ

閲覧数:481

投稿日:2011/04/11 21:04:16

文字数:1,366文字

カテゴリ:小説

  • コメント1

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  • 魔熊

    魔熊

    ご意見・ご感想

    レンの気持ちに気付いてあげて~!!
    カイトwwww哀れww


    なんかプロってきてる。

    2011/04/11 21:12:14

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