窓から吹き抜ける風が
今日という日の始まりを告げる
新しい何かと出逢える
どことなくそんな気がしてる

誰かが口ずさんでいたあの歌が忘れられなくて
幼い頃に見た夕焼けのあの光が忘れられなくて
何気なくすれ違うこの景色も
忘れることのないあの景色も
すべてのことにきっと意味があって
どれくらい拾い上げていけるんだろう?

時折「自分」が分からなくなる
迷って見失ってばかりだけど
大切なものはいつも変わらず
右のポケットにしまっていよう

いつか今日だって過去に溶けてゆく
季節はまた変わらず巡ってゆく
風が運んできた緑が優しく包み込んで
ほのかに薫っている
今日はどこまで出掛けてみようか
昨日より強い日差しを背負って
今しかないこの一瞬を味わい尽くしに行こう

道端のアヤメの花蕾はまだ眠っている
いつもより少し早めに駅の改札をくぐってみた

車窓の外を流れていく景色も
すべてを留めてはおけないから
切り取って少しずつ収めておこう
ひとつシャッターを切ったら

いつか過ぎ去ってゆくこの瞬間も
大切な思い出に向かうチケット
失くさないように、こぼさないように
少しずつ進んで行けばいい
僕は他の誰にもなれないけど
僕以外は僕になれやしないから!
今しかないこの一瞬を味わい尽くしに行こう

つまずいてばかりこの日々も
いつかどこかに辿り着くんだ
道半ば夜もすがら
「ここからだ!」遥か彼方目指して
この世界でただ今を生きてゆこう

いつか今日だって過去に溶けてゆく
季節はまた変わらず巡ってゆく
日が沈んだならまた昇ってくる
雨に降られたなら虹がかかる
星が見えたなら少し背伸びして
大切な願いをこの手に握ってみよう

いつか過ぎ去ってゆくこの瞬間も
大切な思い出に向かうチケット
失くさないように、こぼさないように
少しずつ進んで行けばいい
僕は他の誰にもなれないけど
僕以外は僕になれやしないから!
今しかないこの一瞬を味わい尽くしに行こう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

刹那、夏色。_歌詞

閲覧数:33

投稿日:2024/06/14 23:21:57

文字数:825文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました