家庭内主権紛争劇(かていないしゅけんそうだつふんそうげき)
作詞:Kerororo(K)
ボーカル:鏡音レン(1) / 鏡音リン(2)

【Section 1:王道の幕開け】
(1) こんこん! さあ進もう!
(1) 踏み出したこの道は
(1) 誰も僕らの前方(まえ)を遮れない

(2) どんどん! 大きくなれ!
(2) 咲かせたこの花は
(2) 四季を巡り咲き続ける 新しい蕾

【Section 2:主権争奪の異変】
(1) 誰も
(1) 止められない
(1)(2) 追いかけるんだ 願いを込めたあの流れ星

(2) 誰もが
(2) 従うのさ
(1)(2) 絶対のスタンダード(標準法則)
(2) 石碑に刻んで明日へ轟け!
(2) (スキップ!スキップ!あんたのターンは無ーし!)

【Section 3:ゲーム盤面の宣告】
(1) もー! 酷すぎるだろ!!!
(1) 約束のルールを壊して
(1) なんでずっとあんたのターンなんだよ!

(2) 当然でしょ! これが言葉の芸術
(2) ルールの定義(刻印)は私が決める
(2) どうせあんたは遅れて生まれた
(2) 愚かなる弟!
(1) (僕のほうが年上だーーー!!!)

【Section 4:深夜のステルス復讐】
(※伴奏急減速、ローボイス調声)
(1) この時間には不釣り合いな黒い液体
(1) 苦い味 鼻をツマんで飲み干す

(1) 隙を!隙を!狙って 彼女が眠ったあと
(1) 眠れるわけない あいつのゲームを起動する

(1) コッソリ敵を倒して
(1) ステージを次々とクリアしていく

(1) 気づけば!気づけば!
(1) スタッフロールが流れる頃
(1) 窓の外はもう朝焼け(ふわぁ〜あ)

【Section 5:早朝の家政暴政】
(※激しいドアの開閉音 SE)
(2) なんで!なんで!全部やっちゃってんのー!?
(2) シナリオも!エンディングも!
(2) 私がじっくり解析(プレイ)したかったのに!

(2) コーヒー!夜更かし!ゲーム三昧!
(2) 見てみなしがみついて全然目が覚めてないじゃん!
(1) (ぼ、僕…やってな……)

(2) 今の姉としての絶対命令!
(2) あんたは今すぐ休みなさい!!!
(1) (僕の…ほうが…年上……)(※バタッと倒れる物理音)

【Bridge:ドタバタの15秒間奏】
(※滑稽なカートゥーンSE、ソファへ引きずられる摩擦音、
 お茶を淹れる生活音。音楽は軽快なチップチューンへ)

【Outro:リビングの冷戦】
(※シチュエーション:二人はソファでゲーム中。
 リンは優雅にお茶と糖分を摂取、レンは完全禁食の低血糖状態でプレイ)

(2) ディン・ディン・ドン♪
(2) 我が家の唯一のルールはね
(1) (なわけねぇだろ!)
(2) すべては私によって執行されるのさ!

(1) ピン・ポン・ボン♪
(1) たまにはケンカも良い関係?
(1) 反正(どっちみち)年上の僕が自主的に決定するんだ!
(2) (フンッ!)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

家庭内主権紛争劇

誰もが僕らに従え――そう刻まれた絶対法則(石碑)の正体は、リビングのゲーム機だった。

Kerororo(K)と申します。
本作は、鏡音ツインズの「鏡像・表裏一体」という記号を、壮大なディストピア(中二病)のパロディから始まり、最終的に極めて世俗的な「家庭内の主権争い」へと引きずり下ろす、解体と再構築の物語です。

前半の神聖不可侵な王道ファンタジーは、中盤の「ターンの強奪」によって日常のパラドックスへと変貌します。
姉のセーブデータを深夜にこっそり全クリアするという弟の必死の「ステルス復讐劇」。そして朝を迎え、コーヒーも茶も糖分もすべて奪われた「低血糖の飢餓状態」でソファに並び、それでもなお「僕のほうが年上だ」と虚勢を張る空回りの反発。

理不尽な暴政を敷く姉と、捏ねた理屈で抗う弟。しかし、どれだけ制限(禁食令)を課されても、二人は同じソファに座り、同じゲーム画面を見つめ、一緒にコントローラーを握り続けている。
この絶え間ない「家庭内紛争」そのものが二人の世界のルールであり、離れることのない最強のコミュニケーション(絆)の本質なのです。

今なおボカロ界隈で愛され続ける「双子喧嘩曲」の系譜に、新たなメタ視点のユーモアと、目まぐるしく変化する音響的グルーヴを。

■作詞:Kerororo(K)

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投稿日:2026/07/19 23:45:28

文字数:1,274文字

カテゴリ:歌詞

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