A
空が蒼く染まる黄昏時
天翔る
一陣の風

幾千幾世の時を越えても
風の色
変わることなく

B
今は昔 恐れ孕む 
風の声に 人は怯え
神と称え 語り継いだ
山に潜む 天狗を
嗚呼

サビ
風を操り 空の彼方へ
雲を突き抜け 駆け抜けていく
空に 残る 煌めく軌跡
高く 高く 月まで届け

A
人影映る水面の満月
月揺らす
気まぐれな風

響き渡る無邪気な笑い声
空高く
翼広げて

B
人恋しい 星月夜に 
人の願い 乗せたヤツデ
天に掲げ 天狗は
一人踊る 秋の風に
嗚呼

サビ
季節は巡り 想いは流れ
大地を駆ける 豊穣の風
月と 踊る 風の姿は
遠く 遠く 知らない明日へ

サビ
風を操り 空の彼方へ
雲を突き抜け 駆け抜けていく
空に 残る 煌めく軌跡
高く 高く 月まで届け

ひらがな↓↓↓

A
そらがあおくそまるたそがれどき
あまかける
いちじんのかぜ

いくせんいくよのときをこえても
かぜのいろ
かわることなく

B 
いまはむかし おそれはらむ 
かぜのこえに ひとはおびえ 
かみとたたえ かたりついだ 
やまにひそむ あまぎつねを 
ああ

サビ
かぜをあやつり そらのかなたへ
くもをつきぬけ かけぬけていく
そらに のこる きらめくきせき
たかく たかく つきまでとどけ


A
ひとかげうつるみなものまんげつ
つきゆらす
きまぐれなかぜ

ひびきわたるむじゃきなわらいごえ
そらたかく
つばさひろげて

B
ひとこいしい ほしつきよに 
ひとのねがい のせたやつで 
てんにかかげ かぜのかみは 
ひとりおどる あきのかぜに 
ああ

サビ
きせつはめぐり おもいはながれ
だいちをかける ほうじょうのかぜ 
つきと おどる かぜのすがたは
とおく とおく しらないあすへ 

サビ
かぜをあやつり そらのかなたへ
くもをつきぬけ かけぬけていく
そらに のこる きらめくきせき
たかく たかく つきまでとどけ

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

【応募採用】風神【曲付きました!】

http://piapro.jp/content/6qpq92skbnbieog3
RUHIAさんに使っていただけることになりました。
テーマは天狗と風です。
選んだ理由は単純に風がかっこいいからです。

http://piapro.jp/content/97liouccat6szmjq
を書きなおしたものです。前回の内容とは全然違ってます…

おかしいところが多かったので修正しました。
和風でかっこいい詩をイメージしてみたつもりです。
昔は風神を天狗と言ったこともあったらしいです。
B2のところで、最初に実りの嵐とかにするつもりだったんですが、言葉的にださかったので却下しました。実りで検索したら候補に豊穣があったのでそっちを使用。
風の姿は今も昔も変わらず、風は気まぐれ、嵐は怖いなどそういうイメージです。
嵐のあとには雨が降って、大地に恵みをもたらすこもあるので、そういうのも表現できていればいいなぁと思います。
ヤツデ=天狗のうちわ
天狗(あまぎつね)=てんぐ

閲覧数:340

投稿日:2010/05/06 12:09:21

文字数:827文字

カテゴリ:その他

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