午前2時 ドアの隙間
覗き込んだら 世界が始まる

古くなったものは全部
遥か銀河へ 流してしまおう

なのに一粒 また一粒降り積もる
大事なことだって見えなくなるよ
こんな曖昧じゃ

三日月が泣いた夜
零れて光る流星 片手に 暗い河渡ってゆく
冷えた指の痛みすら忘れてた

そしてやっと 捕まえた ミニチュアの宇宙
揺らめく藍色 不確かな言葉さえ
すべて僕の 手のひらの上 見つけたんだ

午前5時 ベッドの下
転げ落ちたら 真理が砕ける

溶けていった夢は全部
ヘリオポーズへ 返してしまおう

なのに今さら そう今さら手が届く
明日のことだって言えなくなるよ
こんなあやふやじゃ

満月が微笑う夜
霞れて消える彗星 片手に 朝焼けを壊してゆく
触れた指の温度だけ憶えてた

そしてずっと 待っていた アポリアの宇宙
煌めく銀色 不明瞭な心さえ
すべて僕の 手のひらの上 弾けたんだ

三日月が泣いた夜
零れて光る流星 片手に 暗い河渡ってゆく
冷えた指の痛みすら忘れてた

そしてやっと 捕まえた ミニチュアの宇宙
揺らめく藍色 不確かな言葉さえ
すべて僕の 手のひらの上 弾けたんだ

すべて僕の 手のひらの上 見つけたんだ



◆ひらがな(括弧内は一音で二文字になります)

ごぜんにじ どあのすきま
のぞきこんだら せかいがはじまる

ふるくなった ものわぜんぶ
はるかぎんがえ ながしてしまおう

なのに ひとつぶ また ひと(つぶ) ふりつもる
だいじなことだって みえなくなるよ
こんな あいまいじゃ

(みか)づきが ないたよる
こぼれてひかる りゅうせい かたてに
くらいかわ わたってく
ひえた ゆびの いたみさえ わすれてた

そして やっと つかまえた
みにちゅあ のそら ゆらめく あいいろ
ふたしかな ことばさえ
すべてぼくの てのひらのうえ みつけたんだ

ごぜんごじ べっどのした
ころげおちたら しんりがくだける

とけていった ゆめわぜんぶ
へりおぽーずえ かえしてしまおう

なのに いまさら そう いま(さら) てがとどく
あしたのことだって いえなくなるよ
こんな あやふやじゃ

(まん)げつが わらうよる
かすれて きえる すいせい かたてに
あさやけを こわしてく
ふれた ゆびの おんどだけ おぼえてた

そして ずっと まっていた
あぽりあ のそら きらめく ぎんいろ
ふめいりょな こころさえ
すべてぼくの てのひらのうえ はじけたんだ

みかづきが ないたよる
こぼれてひかる りゅうせい かたてに
くらいかわ わたってく
ひえた ゆびの いたみさえ わすれてた

そして やっと つかまえた
みにちゅあ のそら ゆらめく あいいろ
ふたしかな ことばさえ
すべてぼくの てのひらのうえ はじけたんだ

すべてぼくの てのひらのうえ みつけたんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

エネルゲイアの宇宙観

yutarochanさんの素敵な曲(http://piapro.jp/t/nwdX)に応募させていただく歌詞になります。
またちょこちょこ修正しました。応募期間中はひたすら推敲するかと思われます。

渡ってゆくと壊してゆくの“ゆ”は発音しません。

エネルゲイア=夢や可能性を実現した後の現実。
あまりにも分かりにくかったので、ひらがな追記ました。

閲覧数:627

投稿日:2016/08/23 03:34:34

文字数:1,204文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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