最近の投稿作品 (56)
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手のひらに宇宙を映して
少し位置のずれた 不器用なポラリス
優しい君のよう
藍色天井 すべてを詰め込んだ
僕だけの宇宙さ
夢の中みたいな光景に
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Eternal Voice(仮)
粒子の隙間を翔る音の雫をそっと
手のひらで掬ってよ消えてゆく前に
言葉は積み上げるほど 声にするほど
意味を変えてゆくけれど いつか届くと信じている
ねえ僕じゃ 君のココロの深い闇
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モノクロームアブダクション(仮)
没個性(モノクロ)の微温湯に
浸してた 爪先を 渦の中とらわれて
また【個性】(ぼく)が流れてく
微笑んだ影法師 怖いもの見たいふり
目隠しの隙間には ねえ何が映ってる
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たとえば君が泣いた日に
夢に見てた歌声はいつしか
神様さえもいない世界で響く
ゼロとイチだった プログラムだった
だけど今なら君が 見ていてくれる
ひとつひとつの音にも
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エネルゲイアの宇宙観
午前2時 ドアの隙間
覗き込んだら 世界が始まる
古くなったものは全部
遥か銀河へ 流してしまおう
なのに一粒 また一粒降り積もる
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レモンとカモミール
レモンがはじける恋をした夜
胸が苦しいの
あのね今だけは綺麗なカモミールに
「すき」と「きらい」聞いてもいいかな
ガラじゃないけど ちょっとは女の子よ
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Stardust
誰かが見つけた星屑(ながれぼし)
指先でなぞる夢幻(まぼろし)
凍った宇宙に放り出され
息も出来ないほど苦しい
いつか涙は星になると
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セイレーン
ほらまた 聴こえる まぼろしの歌
銀河を泳ぐ 惑星たち
魔法みたいな幸福 代わりに
わたしの声を奪ってくの
イハ サンサーラ サティヤ アーリア
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蒼い夏の夜空
三日月 霞んだ群青 溶け出して
「それ」も 所詮 噬臍 届かないや
時計の針を叩き折ったら
閉じた未来 見ないで済むの?
さあ目を覚ませ 鼓動を鳴らせ
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つゆほたる
夢が零した白紫陽花の海を歩いてく ひとりきりで
涙夜空 最果てに浮かぶ星と似た翡翠の露蛍
手を伸ばせば もう何も 掴めないわ
「いかないで」と 縋るから 降り続く遣らずの雨
開いた傘が 花扇子なら 雨粒を輝る声に変えてさ
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星月夜
A
星月夜 吹き抜けた 眠る草香り
淡い光の粒は 夢の中の夢へ
B
私は歌う 貴方が此処に
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一粒ブルー
Sink me 落ちてく 気泡漂わせて
空の涙でも 零したような青へ
Link you つながるよ 見えるでしょ
目は閉じないで
きっと あれが世界の始まり
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ふたり
いつか ひまわりの咲く朝
優しい音 響いた
もっと そばで 聴きたくて
導かれるままに さあ
細い道を くぐり抜けて
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ヒビノガラクタ
空は近くて遠い
すこし肌寒い春の午後
窓辺揺れるオレンジの
はかない色 忘れちゃったな
んん…
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ミカヅキモの恋
【Aメロ】
怖くても独りぼっちでも
キラキラ輝くお月さま
君を見つめてる僕はまだ
誰にも見えないミカヅキモ
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無題
瑠璃色翔ける 一筋の彗星
輝く銀河に 微笑み咲かせた
藤色褪せる 一粒の流星
傾く宇宙に 涙を残した
遥かな真空