気を失った冷蔵庫
扉を開けるとそこは宇宙
君は無言でそこに入ると
中から鍵をかけた
もう何も要らないから出てきておくれ
もう何も言わないから笑っておくれ
血の気のない交差点
周りは雨を嘆く国
君は白い砂をばら撒いて
長い川をつくった
もう何も要らないからこっちにきておくれ
もう何も言わないから笑っておくれ
君は世界の隅っこに落とされた
入道雲の一部だった
僕ら出会うために引き寄せられた
杏仁豆腐みたいだった
ああ もうどこにも行かないで
もうどこにも行かないで
もうどこにも行かないで 君が
ひび割れそうな音を出す
長い孤独のその先に
暗いトンネルの向こうに 君は
傘をさして笑っていた
見たこともないような笑顔だった
見たこともないような笑顔だった
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