ようやく日が落ちて
呑気な君は石を蹴飛ばして
泣きたいような気分でも
簡単に嘘はつけるね

儚げな色した
月が僕らの跡をつけている
熱の冷めた宵の街
鈍色の街路樹

もう一度なんて言いながら
慨然として足を止めて
もう何度目か数えながら
涙を拭いて歩き始める

泣きたいのを堪えて生きられるようになりたくて
犠牲にした感情の数だけ傷を抱えていく


最近僕はどうも
声が小さくなったような気がするんだ
ぐるぐる回る世界で
あんまりにも影が薄いな

またひとりになる僕を
濃紺の闇があざ笑うようだ
追いつけない距離なんだな
不格好に足掻いてた

ねえなんでなんて言いながら
残された身を呪ってみせて
積み上げてきた砂の城すら
涙の海がさらっていく

でもこんなにもこの世界は泣けるほどちょっと奇麗なんだ
悲しいのも愛しいのも僕が今ここで息しているから

泣きたいのを堪えて生きるほど強くあれはしない
知りたいことがたくさんある また明日も立っていられたらなあ

もう一度をまた数えさせて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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wanderer

これも名ばかりのあいうえお作文ー

閲覧数:152

投稿日:2013/11/27 23:54:00

文字数:442文字

カテゴリ:歌詞

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