こぼれる音が何度も繰り返す
もう眠ろうとしているのに
何もかも終わりにしたいのに
小さな粒が絶え間なく落ちていく

弾けた粒がしぶきを描いて
そのしぶきが模様を描いて
小さく響いて世界を彩る
透明な景色が有ることに気付く

裾を引っ張られるように
小さな嘘が私を眠らせない
頭の中で転げ回っては
キラキラした笑顔で輝く


したたる音が幾度も重なる
もう休もうとしているのに
何もかも閉じきっていたいのに
小さな雫がいつまでも光ってる

騒いだ波が風で舞い飛び
その風が雨を呼び雪を寄せ
小さくそよいで世界を旅する
透明な感情が要ることに気付く

夢の中にまで来ないでよ
忠告なんてお構いなしに
嘘は所構わず私を襲う
コロコロした瞳で見つめる


片ひじ付いてため息ひとつ
勝手気ままにうごめく嘘たち
役に立つことは一度も無いけど
悪くないかもねちょっとだけ

真実だけで生きていけるほど
まともな人間では無いんだから
真実以外とも仲良くしなきゃね
あぁまた今日も嘘が呼んでいる


目をつけられたらもう逃げられない
全身にまとわりついてきて離れず
嘘にまみれた生活を送ることになる
真実なんて誰も求めないことを知る

だってみんなみんな嘘でしかなかった
目に留まるものも感じるものたちも
気付かないふりして逃げるようにして
もしかするとこれは仕返しなのかな

私まで騙そうとしないでよ
落ち込んでいたからって
優しさまで備えてしまったら
もう一生抜け出せなくなるから


嘘と共に生きるのならもういいね
汚れた真実はどこかに置いていこう
大切なものって誰かが言ってたけど
その人も今は嘘と仲良しだから

今じゃもう私が嘘つきだ
ほらね証明は不可能で無謀

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

嘘と手をつないだ日。

閲覧数:72

投稿日:2021/12/23 22:27:35

文字数:727文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました