鏡に映したように似ている私たち。双子説もあるけど違う。
鏡音レン。
あなたは、私の光でした。





「あの…リンさん?いつまで引きこもってるんですか?」
私は無視した。自分の部屋に居て、何が悪い。
「ミクさんがネギケーキを作ってくださりましたよ」
あんな不味いの食えない。
ボーカロイドは食べなくても存在してられる。息をする必要も無いし、毒を盛られても三日くらいで直る。
ボーカル・アンドロイド。歌うために作られた機械。私たちを買った『マスター』のために歌う。
マスターに呼び出されたりしなければ、部屋に引きこもってもいい。
なのになんで呼び出されたりしなければならない。
「リンさん、来てくださいよ。僕、まだリンさんと会話もしてないんですから」
したくもない。
「リンさ…!…痛いです…」
私はドアを開け、枕を投げた。うん、いいコントロールだ。
「うるさい、鏡音レン」
そのままドアを閉める。
「リンさん!」
「…一人にして」
それから、あいつの声は聞こえなくなった。




腹が立つ。私はこう望んでいるんだ。
外とはもう関わりたくない。
鏡音レン。数日前にこの家に送り込まれてきた。
私は二週間前から部屋に閉じこもってるから、顔は見たことがない。
…いや、ある。まったく同じ、違う顔を、私は見たことがある。
陽だまりのような暖かいあなたを、私は知っている。
私は――
「リンちゃん」
「何?ミク姉」
「…レン君に、もう少し優しくしてあげたら?」
「嫌」
「え…即答って…」
「とにかく、嫌。あいつとは関わりたくない」
「でも…」
「ミク姉、ゴメン、一人にして」
「…分かった。でも、後で顔見せてよ?皆、心配してるんだから」
「分かった」
トントンと、階段を下りていく音。


レン、戻ってきて…

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

君の記憶 1

あれ、一話完結のはずなのに続いちゃったよ!
新規投稿ってところをクリックしたときはまだ何も考えてなかったもんね。
勘のいい人は気付いたかもしれないポイントはレンですね!

もっと見る

閲覧数:189

投稿日:2012/04/06 20:43:52

文字数:752文字

カテゴリ:小説

  • コメント1

  • 関連する動画0

  • しるる

    しるる

    ご意見・ご感想

    うん!いいコントロールだ!

    え、レン君いるじゃん?!
    え?ん?

    2012/04/07 15:19:17

    • 美里

      美里

      リンちゃんは普通にコントロールいいと思う!ティッシュゴミ箱に一発で投げ入れられると思う!

      フッフッフ…これが作戦なのだ!多分3話ぐらいでバラすと思う…!

      2012/04/07 18:29:22

オススメ作品

クリップボードにコピーしました