アトリエ、油雑じり春薫る
花踊る君の隣で
ただ息を飲んだ 夢吐いた
冷めた絵筆を置いて嘘一つ
「君が絵描きになるためだ」
偽善者のエピローグ

アトリエ、君が一人春描く
私の筆を取って
ただ夢を描いた ただ描いた
きみの手筆を取る度花散らす
「愛なんていらないんだ 何かを得るためだ」とか

ねえ、君はどうしたら救われるの?
私はどうしたら許されるの?

どれだけ綺麗事並べても意味ないや
君と腐りきってしまえば楽になれるかな?
埃まみれのキャンバススタンド君の隣で
ただ春を待っているんだ
私の願いは何だろうな?

アトリエ、何度目かの春が来る
床に散る 君の花びら
叫び声響いた 筆投げた
「何を描いたらいい?」と君の問い
「好きなもの描いていいんだ」
言われるままに座った

ねえ、君はどうして描き続けるの?
私にはその血が流れてないの?

どれだけ綺麗事並べても意味ないや
君との鎖切ってしまえば楽になれるかな?
埃まみれのキャンバススタンド君の隣で
ただ春を待っているんだ

君の涙の行方を知っているから
私の支えが君を縛り付けるから
もういいよなんて君に言えないまま
キャンバスに囚われた

どれだけ綺麗事並べても意味ないや
君との鎖切ってしまえば楽になれるかな?
埃まみれのキャンバススタンド君の隣で
ただ春を待っているんだ

どれだけ綺麗事並べても君なんだ
あの日春を忘れた筆に君の花が咲く
埃まみれのキャンバススタンド君の隣で
まだ春を待っているんだ
私の願いは昔から

人並みの幸せを指にして
今更君を描いた
偽善者のエピローグ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

偽善者のエピローグ

閲覧数:53

投稿日:2022/04/24 17:17:08

文字数:674文字

カテゴリ:歌詞

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