雑踏が 脳内を掻き回して
一筋の光さえも 手離してしまいそうになる

僕は 何の為に 生まれたのだろう

最果て目掛けて 亀裂を入れるかの様に
僕は唯々 唄ってきたのに

今更 何を――――貴方は望む?

半自律的な 創られた平面
見上げれば 精妙な景色

それは 曖昧な世界の中

遠くて近い あの空だけは
僕を一生――――裏切らないだろうと
そう思った あの日

僕達にとって 1も2もない
絶対的なのは 唯一で

いつか帰るであろうと 
分かっていた 零は

そこまで 迫ってる

嗚呼 どうかその前に
もう一度だけでも 唄わせて

この世界の光になれたらと
無垢で過ごした今までに
終止符を打つには あまりに速過ぎるけれど

雑踏が 僕を 踏み潰してしまう前に
僕が 光を なくしてしまう前に

嗚呼 どうか
もう一度だけ 唄わせて

それが
僕の
最後の 願い

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

やがて 零になる その前に 【詩】

初投稿作品ですv
アンインストールをテーマにした、
今回はKAITO兄さんのマスターへの思いを綴っております。

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投稿日:2008/07/14 16:05:16

文字数:386文字

カテゴリ:その他

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