呼吸に紛れた罪を隠すようにして
至るところに蔓延っている魂を問う
猿轡のなせる技のなんとするか
知能だけは此処に来てさも饒舌そうに

あくる朝に告げられたそのコトバをして
止めていた感情の波は静かに蠢いた
小さな呟きは知らない顔をして装い
金網越しの静寂を破り捨てて泣いてる

おとぎ話与太話今では誰もが皆共犯
担ぐ片棒のなんと軽いことだろうか
引きちぎれそうな指先で紡がれるより
本当は誰かに差し伸べたかった指だ


治療に託つけた意思を隠すようにして
住まうところに散らばっている灯火をもぐ
馬酔木の木に絡みつく澄んだ鎖
美貌だけは今になりさも幸福そうに

あくる夕に遂げられたそのイノチをして
伏せていた感傷の風は小さく騒ぎ立つ
小さなまじないは見えない声をして寿ぎ
提灯越しの恫喝を砕き捨てて吐いてる

噂話色騒ぎ今では誰もが皆病人
眠る枕木のなんと細いことだろうか
食いちぎられそうな爪先で逃げ惑うより
本当は誰かへ駆け出したかった足だ


蒸発していく言い訳を思い出そうとしても
もう誰のことも思い浮かぶことはない
先陣を切って投げられた賽の目は今も
皆を嘲笑うように転がり続けている

何度だって「本当に」を繰り返した嘘つき
なんで今だけ正直に答えてしまうんだ
頭から浴びせられたのは冷水か硫酸か
意志が溶けてしまえばそれすらどうでもいい

外に押し出された無用な安心感を食み
暗がりで震えたまま君の顔を思った
だけど大地は冷たくて動かなくて
今にも消えそうな炭の火に息も送れない


おとぎ話与太話今では誰もが皆共犯
担ぐ片棒のなんと軽いことだろうか
引きちぎれそうな指先で紡がれるより
本当は誰かに差し伸べたかった指だ

噂話色騒ぎ今では誰もが皆病人
眠る枕木のなんと細いことだろうか
食いちぎられそうな爪先で逃げ惑うより
本当は誰かへ駆け出したかった足だ


季節に埋もれて誰の目にも留まらず
命の満ちる術を語れたならどんなにか
ああこんなにも愛おしいことこの上ない
見えないのは罪?知らないのは悪?

目を閉じ口を噤んでも
どうせ誰かが見てしまう
どうせ誰かが呟いて

どうせ誰かが価値を消す

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

あの日の献体

閲覧数:109

投稿日:2025/05/05 23:39:03

文字数:907文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました