溢れかえった人間の世界
何処も彼処も空気は汚染されていて
いつ転ぶかも解らないこの道で
君はぼうっと空を見つめながら
ただただ宛てもなく歩き続けた
不自然に歪み続ける世界
瞳も少し濁っていた
けれどまだ君は君のままで
確かに存在してるんだ
ねえ、信じてもいいかい
今目も前にいるのが君?
本当の姿はどっちだったんだろう
手紙を書いてみた
君は何時でも何処でも直ぐに行くから
住所なんて存在なくて
送っても送っても返って来る
そりゃとても寂しいさ
こんな風になったのは誰のせい?
やり場のないこの気持ちは
きっと何処に向けても不正解
何時の間にかお互い独りで
こんなにたくさん人がいるのに
どうして『特別』が無くなったんだろう
どうして君が傍にいないんだろう
君のその道がスパイラルならいいのにな
そしたらいつかまた出会えるのに
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