A
ああ　今夜　窓際
ニセモノ　水色
涙の色した　傾いて咲く花

ああ　いつか　憧れ
植えたの咲かない
赤くて小さな　最後まで咲かない


B
ずっと　夜の中　夜の中　夜の中
理由　並べてた　並べてた　眠れない


S
だって咲かせたって　いつかは
散って草になって　うそつき
きっときれいだって　そんなの
もっと夜よ　濃くなってゆけ

ずっと闇夜だって　指先
そっと大事だった　手さぐり
きっと奇跡だった　サヨナラ
もっと夜よ　濃くなってゆけ



A
ああ　みんな誰でも
いつかは気付いて
上手く諦めて　人混みに紛れて

ああ　だからわたしも
代わりのニセモノ
大事じゃないけど　よく似てる水色


B
今日も　水をやり　水をやり　キリがない
今日も　赤い花　望みすぎ　望みすぎ　


S
ちょっとしたことって　違くて
どっか消えちゃうって　そんなの
あっという間だった　ごめんね
もっと夜よ　濃くなってゆけ

勝って手にしたって　誰かに
買って手にしたって　足りない
やっぱ別のだった　何これ
もっと夜よ　濃くなってゆけ



C
わかっていた　
わかっていた
笑っている　フリして

わかっていた　
わかっていた
わかっていた　

足りない


S
だって叶えたって　いつかは
散って砂になって　うそつき
きっときれいだって　水色
もっと夜よ　濃くなってゆけ

ずっと大事だった　なにより
ずっと大事だった　きらめき
だって気付いちゃった　サヨナラ
もっと夜よ　濃くなってゆけ


～ひらがな～

A
あ　こんや　まどぎわ
に　せもの　みずいろ
な　みだの　いろした
かたむいて　さくはな

あ　いつか　あこがれ
う　えたの　さかない
あ　かくて　ちいさな
さいごまで　さかない

B
ず　と　よるのなか　よるのなか　よるのなか
り　ゆ　ならべてた　ならべてた　ねむれない

S
だ　て　さかせた　て　いつかわ
ち　て　くさにな　て　うそつき
き　と　きれいだ　て　そんなの
も　と　よるよ　こくな　てゆけ

ず　と　やみよだ　て　ゆびさき
そ　と　だいじだ　た　てさぐり
き　と　きせきだ　た　さよなら
も　と　よるよ　こくな　てゆけ


A
あ　みんな　だれでも
い　つかわ　きづいて
う　まくあ　きらめて
ひとごみに　まぎれて

あ　だから　わたしも
か　わりの　にせもの
だ　いじじゃ　ないけど
よくにてる　みずいろ

B
きょ　も　みずをやり　みずをやり　きりがない
きょ　も　あかいはな　のぞみすぎ　のぞみすぎ　

S
ちょ　と　したこと　て　ちがくて　
ど　か　きえちゃう　て　そんなの
あ　と　いうまだ　た　ごめんね
も　と　よるよ　こくな　てゆけ

か　て　てにした　て　だれかに
か　て　てにした　て　たりない
や　ぱ　べつのだ　た　なにこれ
も　と　よるよ　こくな　てゆけ


C
わか　ていた　
わか　ていた
わら　ている　ふりして

わか　ていた
わか　ていた
わか　ていた

たりない


S
だ　て　かなえた　て　いつかわ
ち　て　すなにな　て　うそつき
き　と　きれいだ　て　みずいろ
も　と　よるよ　こくな　てゆけ

ず　と　だいじだ　た　なにより
ず　と　だいじだ　た　きらめき
だ　て　きづいちゃ　た　さよなら
も　と　よるよ　こくな　てゆけ