「自分の思いを言葉に出来るって凄いね」
そう言われることがただ嬉しくて
下手くそなりに思いつく限りの言葉を並べて
今までそれなりに書いてきた

でも周り見てみたらさ、自分より魂にぶっ刺さる歌詞を書く人なんてごまんといるし
音楽聴いてる人の殆どが歌詞なんてどうでも良くて
「なんかリズムが好きだから」だとか
そんなちっぽけな理由で音楽聴いてんの

別にそれを悪いとは言わないよ?
責めたりもしないし、そんな理由でも好きだと言ってくれるならそれでいいと思う
でもさ、正直思うんだ

俺が書かなくたって他の誰かが
もっともっといい歌詞書くよねって
しかもそれに曲も乗せて
MVまで作ってさ
人々を感動させる音楽作ってる訳だよね

俺書かなくたって良いじゃん
俺居なくたっていいじゃん
俺が書いたって誰かが読んでくれる訳でもないし
誰かが感動する訳でもないし
他の誰かの音楽が誰かの感動になると思う

そんな音楽が、詩が、感情が溢れ返ってるこの世界で
俺がそれでも詩を書き続ける意味なんてあんの?
世界は変わる 人も変わってく 流行も変わってく

昨日までこの曲いいね!って言われてた曲も
今じゃ誰も聞いてないなんてよくある話し
この歌詞感動する!って言われてた詩も
今じゃ誰も読んでないとかも当たり前

世界はとっても息苦しいよ?
個性を出して何かを残そうとすればするほど
残るのは個性じゃなくて他人に笑われる黒歴史ばかり
俺が今こうして必死こいて絞り出した言葉たちだって
いつかは他人に笑われるだけの黒歴史になりかねない

それでも俺がこうして言葉を残すのは
詩を書き連ねるのは
誰のためでも無い
自分のためでも無い

ただここに「生きてた証を残したい」
それだけなんだよ



なんて強がり言ってるけど
実際自分の思いをこうして言葉にして残すのって
ちょっと恥ずかしいんだよね
誰にも見せてこなかった闇を見せてる感じがしてさ

いや見せてこなかった訳では無いんだけどね?
こうして詩にして書き連ねてみると
まるで美化してるみたいでさ
そんなものを堂々と人様に見せるのって
ある意味恥さらしなんだよね

でもなんでだろ、文字を打つ指が止まらない
ずっと燻ってた怒りとか、悲しみとか、憎しみとか恨みとか妬みとか嫉みとか
誰にも言えずに飲み込んできた弱音とか
周りに合わせて揉み消した自己主張とか
ずっと、ずっとずっとずっと
本当は誰かに知ってて欲しかった

無かったことなんかにしたくなかった
俺の思いはたしかにここにある
今も消えずに、心の奥底に噛み終わったあとのガムみたいにへばりついて
そこに居続けてる

相変わらず世界は息苦しいよ
でも、だからこそ、
俺は、俺の思いは
確かにここにあるし
誰にも代弁できない
だから俺は意味がなかったって
誰にも見られてなくたって

書き続けるよ、バカみたいな黒歴史を

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

交音

これが、自分と言う人間が詩を書き続ける理由。
笑いたきゃ笑えよ。

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投稿日:2026/05/09 03:41:02

文字数:1,202文字

カテゴリ:歌詞

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