題:桜の樹の下には思い出が眠り、花弁は想い色に染まる
版:Ver1 Rev3


<Aメロ>
まだ肌寒い早春の候
今年もこの季節が巡ってきた

満開の桜の花弁は
安らかな寝顔と重なる

あの日馬橋の駅前で
見上げた満開の桜

それはどうしようもなく死の色
信じたくなくて 足が竦んだ


<Bメロ>
モニタに映る 紅い歌姫
貴方が大好きだった曲
透明過ぎる 別れの歌は
この日のために 誂えたかのよう


<サビ>
花に囲まれた写真 写るはいつかの微笑
眠ったあなたの顔は とても穏やかで

椅子に腰掛け力なく 参列者を眺める
2週前に会ったばかりの 盟友が送られる


<Aメロ>
それから幾日経っても
季節が移り変わっても

しばらく悲しみは胸を
覆って凍えさせていた

一人きりで見つめるステージ
果たせない約束思い出し

悔恨と空虚が混じり
複雑に歪む視界


<Bメロ>
ステージで歌う白い歌姫
貴方が大好きだった曲

過去と向き合う希望の歌は
前を向けと背中を押す


<サビ>
一緒に聴いて称え合った歌は数え切れず
百回を裕に超える共に観たステージ

嗚呼、今もありありと思い出せる
酌み交わした酒の味 綺麗事で流せぬ十二年

最後の最後 異様なほど 軽かった骨の重さ
忘れない 涙 横顔 ありがとうの言葉

春が来て 桜の花弁を見る度に
淡い色に反比例して鮮明に甦るんだ


<Cメロ>
死後の何かなんて 信じないけれど
この手紙がいつか、貴方に届くといい
貴方の一番好きだった あの歌のように
この想いも土に 植えたら、植え続けたなら
きっといつか

綺麗な花園になる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

桜の樹の下には思い出が眠り、花弁は想い色に染まる

完成しました。3作目となります。

2013/03/16 Ver.1 Rev.1
デモに合わせて改稿。

2013/03/30 Ver.1 Rev.3
完成版に合わせて改稿。最終版。

閲覧数:130

投稿日:2013/03/31 00:26:49

文字数:694文字

カテゴリ:歌詞

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