五月、初夏

晴れた日に、積む音が
霞む道、積む音が
そこに僕は、いないけど
そこに君が、

廻る針が、弧を描く
振動に今朝、血液の歌
回る空が、やけに高く
回る空が、やけに高く

振動と歌 流れた顔に血塗れの日

心に閉じた。積む音が
心に閉じる。積む音が
積み木を崩す そこに僕は
積み木を崩す そこに君は

巡る空間に君の名前を刻んだ
巡る空間に心の名前を刻んだ
巡る空間に攫われそうな、余韻に拐われる

朝、目を閉じた、 積む音が
目を閉じる... 積む音が
名のない声で、積む音が
名のない場所で 積む音を聞いた

そこに僕はいた 君はわらった
そこに僕はいた 君はわらった
そこに僕はいた? 君はわらった
そこに僕はいた 君はわらった

巡る空間に捧げた君の名は
水の静けさで心から溶けて
巡る悲しみに捧げた君の名は
水の静けさで心から解けて

朝、目を開けた 君はわらった
積み木を崩す 君はわらった
名のない声で 人はわらった
水の静けさで、心から解けて。

庭園の水 君はわらった
人身事故 君はわらった
名のない声で、跳ねられて
名のない声も、跳ねられて


覚えてますか。この声を
そこに僕はいないけど、
そこに僕はいないけど。

覚えてますか。 この文字を
ここ、ろから、覚まして、「拝啓、僕は、」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

五月、初夏

閲覧数:87

投稿日:2018/01/31 03:10:00

文字数:576文字

カテゴリ:歌詞

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