【Aメロ1】
泣き腫れた瞼(まぶた)の重たさが増しては
ぼやけていく夜のネオン
削(けず)れたヒールの先は一人ぼっちの世界線

【Aメロ2】
色褪せた唇に塗りたくるルージュは
更(ふ)けていく夜の証
汚（よご）れたシーツの上で二人芝居の繰り返し

【サビ1】
誰でもいい　私を愛してほしいの
「必要だ」「君じゃなきゃだめだ」って
ふと過(よぎ)る知らない甘い香りに
首元の傷が疼（うず）いた


【Aメロ3】
吐きだした煙が隠した満月は
枯れていく花を笑う
揺られたカーテンの裾がそっと私を慰める

【Aメロ4】
憧れたカフェテリア 昼間の大通り
薄れていくいつかの夢
剥がれたメイクの下でやっと呼吸を確かめる

【サビ2】
一人でいい　私を見つけてほしいの
「素敵だね」「求めてた人だ」って
ただ願う幸せな遠い未来を
指先でなぞり描(えが)いた


【Bメロ】
「誰か気づいて」「隣にいてよ」
体の中で響く
「私の価値を、生きている意味を」


【サビ3前】
誰でもいい　私を愛してほしいの
「必要だ」「君じゃなきゃだめだ」って

【サビ3】
一度でいい　私が愛してみたいの
「あなたがいい」「あなたしか嫌だ」って
溢れだす想いがこぼれないようにと
泣き腫れた瞼(まぶた)を閉じた