昔あの森の奥
あの綺麗な城のそば
案内人さんは言った
「ここは立ち入り禁止です」

今も城は変わらず
そこに存在してる
呼ばれてる気がして
堂々入った

明かりのない暗い道を
ただひたすらと 歩き続けてる
月光が照らす窓際に
そこに君はいた

私を見るその目は
とても綺麗で とても優しく
なぜだろう その微笑みが
ひどく懐かしい

君は口を開いた
「君をずっと待っていた」
「どうして待っていたの?」
「君と遊びたかった」

ふと君は手を出し
私の手に触れた
とたんにお城の中が
明るくなった

白いロウソクの上で
光を生んだ紅い光が
ずっと消えることなく
照らし続ける

君は私の手を引き
私は君に 惹かれていった
ただ走り回るだけの
楽しい時間

君のそばにいるだけで
なんだか嬉しくなって
時間が経っていくのを
ずっと忘れていたけれど

ある日寝ている間に
見たあの夢の中では
泣き叫んで 探し回る
家族の姿

それは家族だけじゃなく
たくさんの大人たちが
探し回ってくれていた
きっとまだ探してるんだ

それは大人だけじゃなく
たくさんのお友達も
どこにどこに どこだどこだ
と探してる

みんな心配してる
私を心配してる
私の名を呼んでいる
帰ってこいと叫んでる

もっと君といたいけど
これでお別れになるよ
帰らなくちゃ 帰らなくちゃ
みんな待ってる

君は悲しげな顔で
「そっか・・・」と言って 窓際に立つ
「遊んでくれてありがとう」
涙があふれる

「君も一緒に帰ろう」
君は困った ように笑って
「僕はもう帰れないの」
君が消えていく

気がついたら廃墟前
君の姿は もうどこにもない
夢の中で私たち
「またね。」と言った

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

あの日の記憶

あるお城で遊ぶ男の子と女の子の話

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投稿日:2012/08/28 23:23:56

文字数:721文字

カテゴリ:歌詞

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