この世には神など　いないと信じていた
飛べない翼を持った　意味のない僕なんて
だれも想ってくれないから

だけど　君が現れた
闇の中にひとつ　光る星のように

折れた翼を　やさしく撫でてくれた
こんな僕にさえも　涙を流してくれたんだ

君は教えてくれた　この世界にも
いつか終わりがくることを
君と僕が出会えたのは　キセキだということも

光の中にひとつ　黒い点みたいな
そんな存在だった僕に　優しく微笑んでくれた

折れた翼を　やさしく撫でてくれた
そんな君にだけは　永遠（とわ）に笑顔でいてほしい


空が　割れて　黄昏と蒼穹が混じったとき

「　終　ワ　リ　ガ　来　タ　ノ　」　

君が言った　世界が　終わる・・・


折れた翼を　やさしく撫でてくれた
そんな君は　もう　いない

君は教えてくれた　この世界には
終わりを迎えた命は　もうけして
もどってはこないことを・・・・


折れた「翼」が　いつか　土に帰ったら
君にまた　会えるだろうか　
それを　許させるのだろか・・・・？


折れた翼を　やさしく撫でてくれた
こんな僕なのに　優しく笑ってくれた


君のいない世界で　ヒトリで言の葉をつむぐ
君の教えてくれた　数々の大切な・・・