もうこの時から俺達の運命は変わっていたんだ・・・・・。
<Triangle 上 レン視点ver.>
「ふわああ・・・。眠・・・。」
俺はいつものように、朝学校へ行く。
友達もいるし、スポーツは大好き。
ホント、恵まれてるよなあ。俺って。
そんな俺の前を彼女が通った。
鏡音リン。
最初会ったときから同じ名字ってことで気にはなっていた。
でも同じ陸上部になった今。
俺の気持ちは変わっていた。
多分1日1回は会わないと俺は死んでしまうと思う。
っていうぐらいに。
彼女が好きなんだ。
でも今は登校中って事もあってなるべく顔に出さないようにして歩く。
なにくわーぬ顔で。
ー休み時間ー
「あ、あのっ!」
「ん?」
俺に話しかけてきたのは、学年一美人とうわさの初音ミクだった。
まあ、鏡音の方が俺はかわいいと思うけどっ///
「あ、あの、メアド教えてもらえませんか・・・!」
「え、あ、いいよ。」
彼女の顔がさっきの2倍は明るくなったと思う。
「あ、ありがとうございましたあああ!」
ぱたぱたと走り去っていく。
と、同時に大勢の男子が集まってきた。
「お前、初音のメアド交換したのか!」
「すげー!」
「俺にも教えろー!」
「よっ、モテ男!」
「初音と付き合うのかあ?2828」
「うるさい、俺は鏡音一筋だっ!」
「おおおおおおおおお!」
「ひゅーひゅー!」
ああ、もうどうしてこんな事に・・・・。
ー放課後ー
「陸上部、これで練習を終わります!」
やっと終わった・・・・。
しんどかったけど鏡音の事見てると疲れなんかふっとんだ。
今日こそ勝負だ・・・!!
わざと鏡音の方にジュースを投げる。
見事命中!!
「ご、ごめっ!そ、それリンにやるよ!」
うわああああ!
もう直視できない俺は走り去ってしまった。
「せ、成功だったのかな・・・。」
ってか勢いありあまって下の名前で呼んでしまった・・・・。
でも俺は、その時いっぱいいっぱいで他を見る余裕なんてなかったんだ。
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レン視点。
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なんて。
くさいな、俺も・・・///
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