青空と夕焼けの混じり会う空で
上弦の月は染まらないまま白く浮かび、
醜く愚かな自分を見下しているようで
窓硝子に爪を立てた。

視界のすみでにじんだ緑の葉は
少し目障りで手で隠してしまった。

逃避する事が許されない歳になって
気付かずにいた沢山の柵(シガラミ)に縛られ、
限度(カギリ)ある世界が目に映った。
もうあの頃の様に飛べない…。

今になって初めてあの月が
私だけのものじゃないと知った。
自分の独占欲に嫌気がさして、
「もう見たくない…」と月も手で隠した。

紫に染まった雲が自分の様で
あの白い月がちらつき忘れられない。

逃避する事が許されない歳になって
気付かずにいた沢山の柵(シガラミ)に縛られ、
限度(カギリ)ある世界が目に映った。
もうあの頃の様に飛べない…。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

白い月


何年も前に書いたものを手直ししてみました。
辛口なアドバイスをお待ちしております(笑)

(みしょう)

閲覧数:40

投稿日:2009/04/11 15:47:59

文字数:344文字

カテゴリ:歌詞

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