「あー…なんで二人共そんなにテンション低いの…?私だけ浮かれて馬鹿みたいじゃん。」



初音のテンションが高かった時間も短く、すぐにテンションは低くなっていった。



「だって上げろって言われて上げれるもんじゃないだろ」

「私も同感です」

「だー!わかったわよもう!」

「初音さん、あんまり怒りすぎると血圧が」

「私は年寄りじゃないの!」



初音が若干怒った。

さて、どうやって沈めるか。



「…それはそうと、なんで神威はキャンディ食べてるのよ」



初音がこちらをギロリと睨む。



「なんか食べたい気分だったから」

「はぁ?そもそも購買にキャンディって売ってないよね?」

「それはほら、コンビニで」

「あぁそう…」



興味がなさそうな声をした初音だったが、なんかチロチロこちらを見てくる。



「…いる?」

「え?」

「まだ持ってるよ。はい」

「あ、ありがと」



やっぱ飴欲しかったのか。

…なんか僕が飴渡したとき、初音が顔赤くなって、ルカはちょっと嫉妬の目を向けてきたような。



「ルカもいる?」

「え?あ、ありがとうございます」



この時期はハロウィンがあるから、なんかよく飴とかを近所の人からもらうようになるから沢山持ってる。

僕は子供か。


…そして今度は初音がこちらを睨んできた。

なんなんだ。

それに気づいたルカが、初音と火花を散らしている。



…この二人は、何を怒ってるの?

僕何かしたっけ?してないよね?

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  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

僕と彼女の不思議な校内探検 2【リレー】


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投稿日:2011/10/28 22:03:01

文字数:649文字

カテゴリ:小説

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