もうすぐあの季節がやってくる
緋(ひ)袴(ばかま)に身を包み
頬に触れるは天つ風
真(まこと)の意かと胸に問うてみても
口を閉ざしたまま

雨乞い唄口ずさめば 消えてしまうと知っていても
宿命(さだめ)の前に術も知らない
恵みの雫 雨(あま)衣(ごろも)濡らせば
残り香掻き消されて
もうあなた探せない

陽の光刻限を知らせる
朱色(しゅいろ)化粧(けわい)瞼のせ その時は来る
たとへ此の身は別るるとも
我が身はあなたの影身に添ひ

雨乞い唄口ずさめば 消えてしまうと知っていても
宿命(さだめ)の前に術も知らない
恵みの雫 雨(あま)衣(ごろも)濡らせば
残り香掻き消されて
もうあなた探せない

雅楽の音に身を任せ 祈り踊った心を隠し
やがて初雨頬に落ちれば 私のそれと交わって

雨恋唄口ずさめば消えてしまうと知っているから
一処にはいられないの
憂いの雫 白い頬濡らせば
暁(あかとき)月夜(つくよ)見上げて
もうあなた遙か遠く

雨乞い唄口ずさめば 消えてしまうと知っていても
宿命(さだめ)の前に術も知らない
恵みの雫 雨(あま)衣(ごろも)濡らせば
残り香掻き消されて
もうあなた探せない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

雨恋唄

時代は平安くらいを思って書きました。神子もしくは陰陽師のような人(男女どちらでも)が雨乞いをする中で恋をしてしまうという悲しいお話になっております。
和な曲をつけてくださる方大募集です!

閲覧数:206

投稿日:2011/06/03 11:32:31

文字数:504文字

カテゴリ:歌詞

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