くるくる回る四季の遷移は
生命のようにせわしない
のらりくらりと日々を往くには
疾すぎるくらいだ 嗚呼

螺旋を描くカルマ
まだ先は長いけど

順繰りをただはんなりと歩いた
路の途中で

祇園精舎の鐘は鳴り響く
惜しむ僕らをそっちのけで
諸行無常を掻き鳴らす様だ
冥土の側から ひふみよいむなやこ
とおりゃんせの拍子で
この世を渡りよし

有象無象すれ違い往けど
季節の移ろいにまた目を回し
思い通り 進めない日々に
甘んじて今日も生きていく

誰もが抱くドグマ
銘々違うけれど

何度でも出逢い別れ繰り返す
遥かなる旅

盛者必衰の邂逅を越えて
さよなら そして はじめまして
沙羅双樹の根から満ちていく
儚い生命が ひふみよいむなやこ
通り歌の旋律を
この世に響かせて

前世 また遠くへ消えた
来世へと少しずつ近づく

輪廻の中 佇んでたら
叶わないまま死んでいくんだ
だから いけるとこまでいこう
雅色に染めていこうぜ

転んでも起きるダルマ
幾度も見上げる空に
夢と絶望 現実と希望が消えていくよ
いつでも

歩いた奇蹟を遺さないなら
砂となり宇宙に消えていく
やがて僕らは気がつかないまま
来世に持ち越してしまうから

祇園精舎の鐘は鳴り響く
誰かの生きた記憶の中
諸行無常をまた掻き鳴らせば
異国の彼方で un deux trois quatre

盛者必衰一通り終えて
僕らは現世を生きている
沙羅双樹は今日も息をする
世界に根を伸ばす

退屈な日々でも生き抜いて

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ジャポニスム

閲覧数:248

投稿日:2019/11/23 19:41:31

文字数:640文字

カテゴリ:歌詞

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