肌がヒリつく風が吹き
吐き出す吐息も焼き付いた
クラクラしてくる蒼の下
きっと私は恋をした


涼しい部屋から見えた世界
陽炎みたいに歪んで見えた
打ち水みたいに夏に触れれば
私も溶けてしまうかな?

日陰の中で咲く花を
横目にしながら歩く道
熱気が籠る大地の向こう
遠い貴方の鼓動が響く

目を奪われた、そんな気がした
跳ねてく汗さえ止まって見えた
心が揺れる、息を置いてく
全て忘れて光に溶けた

輝いていた君の姿が
眩しいほどの季節の中で
真剣な眼差しが燃えている
瞳の奥が熱くなる
全てが溶けて私と貴方
鼓動の音だけ木霊する
トクントクンと光の中で
トクントクンと鳴り響く


涼しい部屋から見てた世界
くすぐる風が心地いい
軽い足取り路面を打って
私を溶かしたあの場所へ


目を奪われた、そんな気がした
頑張る姿が焼き付いていた
心が躍る、時を忘れる
光照らして貴方に溶ける

輝いていく君の笑顔が
眩しいほどの季節の中で
君の姿が全て溶かした
心の奥が熱くなる
全て解けて私と君と
鼓動の音だけ触れていく
トクントクンと蒼のふもとで
トクントクンと重なっていく


今年の夏はいつもと違う
高鳴る鼓動が教えてくれる
肌がヒリつく風が吹き
吐き出す吐息も焼き付いた
クラクラしてくる蒼の下
私はきっと恋をしている

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

一夏の鼓動

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投稿日:2022/07/05 19:56:39

文字数:562文字

カテゴリ:歌詞

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