ツヒノコイウタ 終わりを告げる唇
左様なら なんて
言うくらいなら…殺して。
甘い嘘 手の中に隠して
壊れかけた時計を見つめてた
ひきちぎられた声を貴方は
なんでもない なんて云うのね。
次いつ逢える なんて
そんなささやかな口約束を
いつまでも大切にしてるだけで
私はしあわせだったのに
凍えた身体 あのひとは云うの
ごめんね なんて
云うくらいなら…触れないで。
合わせた唇も
繋いだ手も
結ばれた身体も
いつかは離れるなんて、知っていた、そう、わかっていた
流れる涙を舐めあげて
壊れるくらい激しく抱いて
跡が付くくらい、きつく。
そうしたら きっと諦められる なんて
ソンナ訳、ナイデショウ?
ツヒノコイウタ その唇をいたぶって
左様ならなど云わせない
ツヒノコイウタ 寂しさの終わりは
世界の終わり 私の終わり
貴方と私 繋ぐのは もう、この唄だけ
ツヒノコイウタ 約束はもう、要らない
そのかわりに、いつまでも
此処で唄っているから。
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